テロや戦争などで危ないイメージの国イラク。今もバグダッドなど、中央政府が管轄するエリアは、ビザの取得も難しく日本政府から退避勧告などもでており、気軽に旅行できる場所ではありません。 しかし、イラク北部にあるクルディスタン自治区は、春になると美しい草原や緑豊かな山に囲まれ、紀元前から続く長い歴史をはぐくんだ魅力的な場所があり、観光地として訪れることができます。日本人もビザ無しで30日間滞在可能。エルビルの空港やトルコとの国境などから入ることができます。 そんなクルディスタン自治区の料理は、アラブの国にありながらもシリアやレバノンなどのアラブ料理と少し異なり、トルコのクルド料理ともまた違っています。私が3週間ほど滞在した間に体験した、イラクならではのクルド料理10皿を紹介したいと思います。 ①クーズィー(Quzi) クーズィーは、イラク全土を代表するような米料理。この料理の存在は、ネットなどで