渡島地方の去年のブリの水揚げ量は6600トン余りとなり、不漁が続いているスルメイカの水揚げ量を初めて上回りました。 道南では近年、函館市を中心にブリの水揚げが増えていて、渡島総合振興局によりますと、去年、渡島地方での水揚げ量は6608トンと前の年をおよそ1600トン上回りました。 一方で、不漁が続いているスルメイカの水揚げ量は2621トンで、前の年よりおよそ3500トン少なくなり、統計が残る昭和33年以降、初めてブリの水揚げ量がスルメイカを上回りました。 函館市では水揚げが急増しているブリを新たな町の特産品にしようと、ことし10月には市内およそ20の飲食店がブリを使ったメニューを提供するイベントが計画されています。 イベントでは2000食のブリを使った料理が提供されるほか、水揚げの様子を見学するツアーも予定されているということです。 渡島総合振興局は「イベントを通じてブリを身近な魚として親