来月発表 国際性重視の賞新設 海外で通用する和製ドラマはないだろうか――。そんな要望に応えようと、放送事業者らが今年、海外展開に堪えるドラマを選抜する「東京ドラマアウォード」(仮称)を創設した。10月下旬に受賞作が決定するが、中間選考で残った作品群から、国際性の条件とは何かを探ってみた。(旗本浩二) 東京ドラマアウォードは、「国際ドラマフェスティバル」の新しい目玉企画。同フェスティバルは、日本のドラマの海外市場開拓をめざして昨年初めて開催され、来月、2回目が開かれる。ドラマアウォードは、アジア市場の買い手の注目を集めるのが狙いだ。 対象となった作品は、昨年7月から今年6月末までに全国放送された連続ドラマと単発ドラマ。回数が多い連続ドラマは海外で販売しやすいため、キッズ&ヤング部門など4部門に分けた。日本のドラマは海外販売を前提に制作されていないが、選考委員会では“売れる”かどうかに最重点を