札幌市南区で31日夜から1日未明にかけて、ヒグマの目撃情報が相次いだ。ヒグマは同区の中心街を横断して南下し、地下鉄真駒内駅から南3キロの地点で情報が途絶えた。 いずれの目撃情報も体長は1・5メートルで同じヒグマとみられ、北海道警札幌南署、同市などで警戒を続けている。 ヒグマは31日午後7時30分頃、同市南区藻岩下の住宅街で目撃され、その後、約1キロ東の国道230号(石山通)沿いで4件、さらに真駒内橋付近の河川敷、市営地下鉄真駒内駅裏の斜面などでも目撃された。 ヒグマは、南区の中心を流れる真駒内川沿いを南下し、地上にある同駅裏の斜面に達したといられる。同日午前4時20分頃に駅から約3キロ南の山林に入っていくところも含め、目撃情報は8件寄せられた。 住宅街には、ヒグマのものとみられるフンも残っていた。