【東京】林芳正官房長官は26日午前の記者会見で、米軍嘉手納基地所属の空軍兵が少女を誘拐し、性的暴行を加えた不同意性交などの罪で起訴された事件を沖縄県側に伝えていなかった理由を問われ「捜査機関の活動内容に関わる」として答えなかった。 林氏は、公表の在り方について「慎重に判断している」と強調。
【東京】林芳正官房長官は26日午前の記者会見で、米軍嘉手納基地所属の空軍兵が少女を誘拐し、性的暴行を加えた不同意性交などの罪で起訴された事件を沖縄県側に伝えていなかった理由を問われ「捜査機関の活動内容に関わる」として答えなかった。 林氏は、公表の在り方について「慎重に判断している」と強調。
オランダ軍の海兵隊が3月、米軍北部訓練場で行われた米海兵隊の訓練プログラムに参加していたことが27日分かった。沖縄防衛局はオランダ軍の来沖を把握していなかったが、第3海兵師団の交流サイト(SNS)が訓練の動画を流していた。在日米軍基地で米軍以外の他国軍が訓練することは日米安全保障条約で認められないが、条約を逸脱して他国が訓練に参加するといった事例はたびたび起きている。識者は「事実上の安保条約違反が常態化している」と問題視している。(社会部・塩入雄一郎) 米軍の第4海兵連隊とオランダ軍の海兵隊員が3月10日から2週間、北部訓練場でジャングルリーダーコースに参加したことを第3海兵師団の「X」やフェイスブックなどが紹介。「厳しいジャングル環境に米軍と同盟軍が対応するよう設計した」と説明している。 動画では、オランダ軍の海兵隊員2人が北部訓練場内で米海兵隊の指導官から説明を受ける場面が流れる。別の
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設を巡り、軟弱地盤の広がる大浦湾側の埋め立てに、防衛省が鹿児島県・奄美大島で採掘した土砂の使用を検討していることが18日、政府関係者への取材で分かった。来年初めにも搬入を始める方針。現在は県内の土砂を投入しているが、不足しつつあり、新たな調達先の確保が課題となっていた。 土砂を巡っては、政府が2020年、沖縄戦の激戦地だった沖縄本島南部を採取場所の候補に選定。遺骨が交じる土砂が使われる可能性があるとして、県民が反発していた。奄美から調達することで、批判を避ける狙いもあるとみられる。 沖縄県は15年、県外からの搬入を規制する条例を施行。条例は、特定外来生物が土砂に紛れて県内に侵入するのを防ぐことを目的としている。県は採取地などで調査ができ、混入が認められれば、知事は搬入や使用の中止を勧告できる。 政府関係者によると、土砂を洗浄することで県外か
沖縄県中城村の訪問看護ステーション「キララ」が、要件を満たさない訪問看護で診療報酬1千万円以上を不正に受け取った疑いがあることが、関係者の話で分かった。代表者らがグループ内の福祉事業所の利用者数十人を勧誘し、自宅ではなく事業所内で「看護」を受けさせていたという。本紙の取材に代表者は利用者の一部について指摘を認め、「違法なら改める」と述べた。
【石垣】石垣市内の田んぼで25日、留鳥のゴイサギがカルガモを捕食した。石垣島フィールドガイド「SeaBeans」の小林雅裕さん(48)が発見し、撮影した。くちばしを大きく開いて、10分ほどかけて、丸のみしたという。 ゴイサギは体長60センチほど。カルガモは体長30センチほどに成長した若鳥だったとみられる。小林さんが野鳥観察をしていたところ、草むらから大きな獲物をくわえたゴイサギが田んぼに降り立った。オオヒキガエルと思いながら観察を続けると、脚が長く、羽毛があることに気付いたという。 双眼鏡で詳しく見ると、カルガモの若鳥だった。10分くらい格闘した後、ゴイサギはカルガモを一瞬でくちばしの中に滑り込ませ、丸のみしたという。 小林さんは「初めて見るシーンにあぜんとした。まさかゴイサギがカルガモを食べるとは」と驚いた。 (政経部・福元大輔) (写図説明)カルガモを捕食するゴイサギ=25日、石垣市内
沖縄でおつまみに人気の魚「スク」 取れなくなったのはなぜ? 1キロ5千円で売れる「海のボーナス」失い漁師は落胆 「今年はスクがなかなか手に入らない。原因を調べてほしい」。こんな取材依頼が本紙に寄せられた。スクとはアミアイゴの稚魚。旧暦6月と7月の1日、15日の大潮の日をピークに県内各地で水揚げされ、季節の風物詩になっている。これを塩漬けしたスクガラスは酒のつまみとしても人気の伝統食。「沖縄の食文化の一つがなくなってしまうのでは」と、依頼者の声に危機感がにじんでいた。 声の主は趣味でスクガラスを作っている沖縄市の港川竹信さん(67)。今年は知人や県内各地の漁港に連絡したが、スクが手に入らないという。幼少期を過ごした東村では旧暦の6月1日や15日になると漁師が船いっぱいにスクを取り、それを集落のみんなで分け合った。 母が作ったスクガラスを家族みんなで頬張った記憶を思い出し、12年前から自身もス
10日に密漁で摘発された2人がメンバーとなっていた非公開のフェイスブックグループで、米軍関係者らが地元の漁師らのパトロール地点を共有していることが分かった。密漁を指南するような投稿もある。米海兵隊員や米軍属とみられるアカウントが多く、登録者数は12日時点で1600人を超えていた。(北部報道部・西倉悟朗) 非公開グループは「Spearfishing Okinawa」。「Spearfishing」はシュノーケリングなどで水中銃や銛(もり)を使い魚類を捕らえる行為で、グループは2015年に作成されたとみられる。 国頭村安田や名護市天仁屋、本部町瀬底の海岸は「海保や地元民が密漁を頻繁に監視している」、恩納村のホテル「ルネッサンスリゾートオキナワ」付近は「以前に逮捕者が出た場所」などとして地図に落とし込まれている。県内全域の「密漁がしづらい」海岸をまとめている。 地図の投稿には「地元の漁協がパトロー
沖縄県は自家用車からバス利用への転換を狙い、9月の水・日曜日に路線バスが乗り放題の「わったーバス利用促進乗車体験事業」を行う。ただ、無料での体験は楽しめるが、通年で自家用車を利用している人が、すぐに転換するとは思えない。 公共交通機関の利用を推進している名古屋市では、65歳以上を対象に「敬老パス」を発行している。 家に閉じこもってばかりいると筋力が落ち、足腰も衰え、人と接する機会も少なくなる。高齢者は認知症や生活習慣病になる可能性も高まる。 年齢とともに疾患も増え、薬も多剤服用となり治療費も増えてくるとのことから、「心身ともに健康に過ごしてもらいたい」という思いを込めて誕生したのが敬老パスだ。 65歳以上の住民であれば、所得に応じた自己負担金(所得に合わせて年間1000円~5000円)を払うことで、名古屋市営地下鉄や市営バスなど市出資の交通機関を運賃なしで利用できるというもの。 放送局のキ
国政野党への攻撃を繰り返していた短文投稿サイトツイッターのアカウント「Dappi」を自民党と取引のある企業が運営していた可能性が高まり、注目を集めている。ツイートの一つ「沖縄県民はDNA的に日本人、言語学的にも琉球語は日本語方言」を本紙がファクトチェックすると、結果は「不正確」だった。(編集委員・阿部岳) ■「沖縄県民って日本人じゃん?」 このツイートは2020年7月13日付。作家の竹田恒泰氏がネット番組でこう発言する動画を引用した。「沖縄県民って日本人じゃん? っていうところね。つまりDNA的にも台湾、中国とは違う。日本民族と同一のDNAだということも、もう分かっている。琉球の言葉は日本語方言だということも言語学上分かっている」 これを文章で要約しつつ、アカウント自体のコメントとして「その通り! やれることはやるべき」と書き込んだ。「いいね」と「リツイート」が合わせて6千件超と拡散されて
インターネット上にはびこる沖縄の人々に対するヘイトスピーチについて、市民グループ「沖縄カウンターズ」がこのほど調査を実施、「集めようと思えばきりがないほどの多さ」で、悪質な書き込みが放置されている現状が浮き彫りになった。調査結果を受け取った県は規制条例制定に向けた議論の材料にする。 那覇市役所前のヘイト街宣に対抗し阻止してきたカウンターズは、街頭にとどまらないヘイト被害の実態を探るため、ネットも対象に調査した。担当した女性の一人は「外国人ヘイトが多いかと思って調べ始めたら、沖縄ヘイトが深刻で驚いた」という。 ツイッターでは「豚足食っとけ土人」などと「土人」呼ばわりする愚劣な書き込みが目立つ。また、中国や朝鮮半島の人々に対する差別と組み合わせた「(基地建設に)反対しているのは反日の支那人朝鮮人」などのデマがある。 女性は「ネットは街宣よりも人の目に触れる可能性が高い。特に子どもが見てしまった
在宅医療において、訪問看護はとても大きな役割があります。病を抱えて医療機関への通院が困難な患者さんが自宅や高齢者施設等で療養をする際、在宅医は通常1カ月に1〜2回の定期的な訪問診療と、体調が悪くなったときなどに電話で依頼を受けて往診を行います。そして診察や検査、内服薬や注射の処方を行います。しかし、実際に患者さんのお体のケア、注射等の実施は看護師が行います。多くは訪問看護師さんに依頼をすることになります。 医療保険の適用となる訪問看護は、記事にあるように一部の精神疾患、難病やがんの終末期の方等が対象となります。また、病気の急性増悪として短期間(2週間以内)医師の指示のもとで医療保険の訪問看護を受けることもできる制度があります。 記事の中で、医療費の元データとなっているものはこちらです( https://www.mhlw.go.jp/bunya/iryouhoken/iryouhoken03
沖縄県石垣市の中山義隆市長が宮古島市長選の現職候補の応援で同市を訪れた1月15、16の両日、選対関係者らと居酒屋やキャバクラで会食していたことが1日、分かった。市内では当時、新型コロナウイルスの感染拡大を抑えるため、県が飲食店などに午後10時までの営業時間短縮を要請中で、対象となった石垣市でも市民に不要不急の外出自粛を呼び掛けていた。 中山市長は本紙の取材に対し事実関係を大筋で認めた上で「支持拡大のお願いで立ち寄った。カラオケはせず、人数も4人以下で10時すぎには引き上げた」と説明し「選挙活動の一環とはいえ、市民に自粛を要請する中での行動。誤解を与えるような行動になったことへの批判は真摯(しんし)に受け止める」と陳謝した。
沖縄県の玉城デニー知事は25日午前、米軍普天間飛行場の代替施設として建設中の名護市辺野古の新基地を、陸上自衛隊も常駐することで極秘合意していたことに関し、「まったく聞いていない。認められない」と反発した。県庁で記者団に答えた。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く