おととしの衆院選岐阜5区で、立憲民主党から当時25歳の全国最年少候補として立候補し、自民党の重鎮議員に迫って、注目を集めた今井瑠々。 それからわずか1年余り。 今井は自民党の推薦を受けて、岐阜県議選に挑み初めての議席を獲得した。転身の背景には何があったのか? (森本賢史、吉田紘生) 今井が自民で出るんだって ことし1月5日昼、ある政治関係者からメールが届いた。 「今井が、県議選に自民党で出るんだってね」 「えっ?」 私は去年10月、今井と取材で会っていた。活動の苦しさは漏らしていたものの、自民党へのくら替えの予兆までは感じられなかった。 すぐさま自民の県連幹部に話をきくと、この日、今井と衆院選で戦った古屋圭司衆議院議員らから、今井の動きを報告されたという。 「古屋さんの差配でしょ? 上手だなあ。自民県議が増えたら、続く市長選も当選の可能性が上がる。いいことずくめじゃないか」 一石三鳥? ど