北米版の発売中止が決定した『こどものじかん』を巡って、英語圏のマンガファンの間でも多くの議論がなされていたが、ようやくその騒ぎも収束してきた印象だ。 当ブログでも「私屋カヲル氏の『こどものじかん』、内容に対する非難を受けてアメリカでの発売延期」(5月28日)と「『こどものじかん』北米版、発売中止決定」(5月30日)と2回、この件について伝えてきた。 今回は『こどものじかん』を発売する予定だったSeven Seas Entertainment社(SSE)の社長がその中止決定の経緯についての自社サイト掲示板に説明文を掲載(5月30日)したので、その要約を載せたいと思う。 この説明はかなり長く、前半と後半に内容が分かれている。前半は『こどものじかん』発売中止決定までに起こった事を時系列に従って説明。時系列にそった説明の理由はSSE社の社長ディアンジェリス氏によると、「発売延期」から「発売中止決定