先月、iOS 8の配信を行うためにApple独自CDNが活用されました(参考)。ただし、iOS 8の配信全てがApple独自CDNのみで行われたわけではありません。 インターネットの構造に関する調査研究をされているNTTコミュニケーションズ 技術開発部 亀井聡氏に当時の計測結果を伺いました。 計測環境 亀井氏は、日本におけるインターネット構造の現状を計測する調査研究をされています。 その計測手法は非常にシンプルです。日本国内各地でISP契約を行い、そこからtracerouteやdigなどを行い続けるというアクティブ測定です。計測用パケットを送信することを主目的とした回線を日本各地で契約して、そこから見えるものを見続けるというものです。 現在、日本国内150ヶ所にprobe地点が設置されています。 digコマンドによる活用CDN計測 CDNを実現するための手法としてDNSが活用されることもあ
ここ数日、8.8.8.8や8.8.4.4というIPv4アドレスを持つGoogle Public DNSに関する話題が盛り上がっているのですが、多くの人が「よくわからないけど設定変更したら早い!」と言っているので、そこら辺の話を調査してみました。 昨日、Twitterとブログでtracerouteやdigによる調査協力のお願いを発信し、8.8.8.8へのtracerouteを37件、8.8.8.8とISP DNSへのtraceroute比較及びAkamaiキャッシュサーバへのtraceroute比較を21件、日本各地及び海外のいくつかの地点からご協力頂けました(皆様ありがとうございました!)。 それらのデータをもとに、Google Public DNSを利用した場合の通信経路と、それによる遅延に関する検証を行いました。 Google Public DNSに対する私の感想 まず最初に。 調査前
数十分にわたってAkamaiのDNSの設定変更に起因する障害が発生し、Facebook、Twitter、Apple.com、Best Buy.com、Buy.comなどが見られなくなる状態が発生したようです。 GigaOM: When Akamai goes down, it takes the Internet with it StreamingMediaNews: CDN News: Akamai and Amazon Have Outages, Limelight Misses Earnings, XO Settles With Level 3 Akamaiは世界の30%のWebトラフィックを運んでいると発表しているCDNの巨人ですが、そこが止まると非常に影響が大きいと言える事例なのかも知れません。 今回は、ヨーロッパのゴールデンタイムであると同時に米国のビジネス時間帯であったため、
先日、Akamaiで開催されたプレス用ラウンドテーブルに呼んで頂けました。 そこで、3つの発表が行われました。 一つ目が、大阪支社の新設と、株式会社から合同会社への変更でした。 次がAkamaiが四半期に一度公開している「The State of the Internet(インターネットの現状)」の2010年第一四半期レポートに記載されている情報を活用した、インターネットにおけるトラフィック等のトレンドに関する紹介でした。 三つ目がAkamai ESD for Commerce(ESD:Electronic Software Delivery)の提供を日本で開始するというものでした。 Akamai ESD for Commerce 新しく日本で開始されたAkamai ESD for Commerceは、P2P機能であるCSD(Client Side Delivery)を、既存のAkamai
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