CodeZine編集部では、現場で活躍するデベロッパーをスターにするためのカンファレンス「Developers Summit」や、エンジニアの生きざまをブーストするためのイベント「Developers Boost」など、さまざまなカンファレンスを企画・運営しています。
OpenStackをはじめOSSクラウドが盛り上がりを見せる中、オーケストレーションやImmutable Infrastructureといったキーワードに注目が集まっています。本稿では、クラウドオーケストレーションを体験するために、OpenStackの環境を用意するところからオーケストレーション機能を使ってWebアプリケーションを立ち上げるところまで、一通りの手順を紹介しつつ解説したいと思います。 クラウド基盤ソフトウェア「OpenStack」とは OpenStackは、OpenStack Foundationの運営のもと開発されているオープンソースのクラウド基盤ソフトウェアです。2010年にRackSpace社とNASAが中心となりスタートしたプロジェクトで、公式サイトによると、世界140か国、17,000人以上の開発者や研究者がコミュニティに参加しており、400近い企業や団体が支援して
サーバープロビジョニングと3つのレイヤー 『サーバープロビジョニング(Provision=提供する、サーバー環境を構築、準備して提供する)』という言葉は2010年、Lee Tompsonという方がとあるイベントで発表されたものが起源とされています。概念を理解するにはこの図が一番シンプルで分かりやすい、と宮下氏は図を交えながら解説。「サーバープロビジョニングは3つのレイヤーで管理されます」とポイントを挙げました。 bootstraping(ブートストラップ:OSを起動して利用可能な状態になるまでに自動実行される処理) configuration(設定部分:最近ではChefやPuppet、ansibleなどの"構成管理ツール"を使って行うことが多い) orchestration(オーケストレーション:詳細は後述) Puppetの登場(2005年)後、2008年頃から出始め最近よく聞くようになっ
自動化ツールの必要性 昨今、仮想化およびクラウドの普及に伴い、サーバを短時間で増設することが容易になってきました。例えばユーザアクセスが増えてシステムの負荷が高くなった場合、サーバそのものは即座に準備できるようになりました。しかし、システムの設定は別途実施しなければいけないという状況も多々見受けられています。 サーバの台数が少なければ一台一台構築や設定を行えますが、何百台ものサーバを扱うとなると時間がかかって迅速性は失われてしまいますし、多くの人手が必要となれば設定の間違いが起こる可能性も高くなるでしょう。そして管理するサーバが増えたとしても、それらを管理する人は増えていないのが現状です。 そのため、サーバ構築とともにアプリケーションやミドルウェアの設定をも実施する自動化ツールが注目されています。 Chefとは Chef(シェフ)は、米Opscode社が提供するクラウドコンピューティングを
今どのような視点で開発者はPaaSを選択すべきなのか ITリソースを調達する手段としての「クラウド」も、十分に一般的なものになった感がある。アプリケーションを提供する「SaaS(Software as a Service)」、CPUやメモリ、記憶装置やOSといったシステムの基盤となる環境を提供する「IaaS(Infrastructure as a Service」に加え、近年ではシステムやアプリケーション開発のためのフレームワークを包括的に提供する「PaaS(Platform as a Service)」の充実が著しい。 コモディティ化したIaaSの事業者が、差別化を求めてPaaSにまでサービス領域を広げるケースも出てきており、ユーザーにとっては多様化した選択肢の中から、どのサービスを選ぶべきか悩ましい状況でもある。 PaaSの多様化に伴い、ベンダー固有のPaaSによる「ロックイン」を懸念
はじめに はじめまして、こんにちは。クラスメソッド株式会社でWebを担当している野中です。 この度、「これから身につけるWebサイト高速化テクニック」と題して記事を連載させていただくこととなりました。 本連載ではWeb担当者やWebデザイナー、コーダーの方々に向けて高速化に関する手法や技術について調べ、身につけたテクニックを細かな解説を加えて紹介していきます。中には少し難しいテクニックも含まれますが、できる限り分かりやすく、すぐに実践できるよう紹介していきたいと思います。とても長い連載ですが、よろしくお願いいたします。 なお、本連載はクラスメソッド開発ブログで連載されている「身につけておきたいWebサイト高速化テクニック」の増補改訂版です。 本連載の流れ 本連載はできるだけ多くの方に興味を持っていただけるように、最初に高速化対策の全体像と必要な知識を紹介します。その後、具体的な高速化対策と
「Node Ninja」は、ハイパフォーマンスでアクセスバーストに強い同社のIaaS型パブリッククラウドサービス「Z Cloud」上に、Node.jsの開発環境をセットアップし、ソフトウェア開発プロジェクトのための共有Webサービス「GitHub」との連携機能や、Node.jsとの親和性が高いデータベース「MongoDB」をプリインストールすることによって、開発者が手間をかけずに、開発に専念できる環境を実現する。 使用するサーバは国内データセンターに設置しているので、ネットワーク遅延が少ない。また、サーバとブラウザ間の双方向通信規格「WebSocket」に対応する。国内データセンターの利用やWebSocket対応によって、大量のクライアントに対するリアルタイム性の高いWebサイト構築やサービス提供を可能にしている。 同社は、今後Node Ninjaのサービスを充実するとともに、東京や大阪で
玉川 憲(タマガワ ケン) IBM東京基礎研究所に入所後、超小型腕時計型LinuxコンピュータWatchPadの研究開発に従事。2003年にソフトウェア事業Rational 事業部に異動、RUP・要求管理・オブジェクト指向分析設計の講師としてコンサルティングを行う。2006年に米国カーネギー・メロン大学に入学、MBA とMSE(Software Engineering)を同時取得。Architecture Evolution Toolの開発に従事。2009年からJazz Groupのリーダーとして、日本市場でのJazzの立ち上げに従事。 blog : 『玉川憲 on Software Engineering』
ニフティが2010年1月から開始したクラウドコンピューティングサービス「ニフティクラウド」。VMwareで仮想化されたサーバー資源を利用でき、短時間で利用/停止できるオンデマンド性や、時間単位の従量課金、国内データセンターによる高いパフォーマンスなどを特長としている。5月末には200社の導入を達成した同サービスのメリットや導入事例について、営業本部サービスソリューション営業部の池川奈津子氏に聞いた。 国内利用に適した純国産サービス「ニフティクラウド」 インターネットの向こう側で、サーバーリソースやアプリケーションサービスを利用できる「クラウドコンピューティング」。システムを所有することなく、必要なときに必要なだけ利用できるため、システム投資や設計/運用の負荷を軽減できるとして注目されている。不特定多数の利用者を対象としたクラウドは「パブリック型」と呼ばれており(特定の利用者を対象とするのは
本稿の前編では、Google App Engineの特徴、スケールアウトの基本的な考え方、Google App Engineのインフラ・サーバ構成などについて説明しました。そして中編では、ミニブログサービスのTwitterとGoogle App Engineを連携させたアプリケーションの仕様概要と、設計について説明しました。後編となる本稿では、中編で説明したアプリケーションを実際にプログラミングしていきます。 はじめに Google App Engineは、開発したアプリケーションをGoogleのスケーラブルなインフラ環境上で公開できるサービスです。本稿の前編では、Google App Engineの特徴、スケールアウトの基本的な考え方、Google App Engineのインフラ・サーバ構成などについて説明しました。そして中編では、ミニブログサービスのTwitterとGoogle App
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