ここ数日かけて堀江敏幸の「河岸忘日抄」 河岸忘日抄 作者: 堀江敏幸出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2005/02/26メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 104回この商品を含むブログ (121件) を見るを読んでいたから、そんなことをふと思ったのかもしれない。 ためらいつづけることの、なんという贅沢---。 異郷の河に浮かぶ船を住処とする「彼」。淡々とめぐる季節。 停滞と逡巡のゆたかさを伝える奥深い長篇。 セーヌと思しき河に浮かぶ船を仮寓とする「彼」。陽あたりのいいリビング。本とレコードが几帳面に並ぶ樫の木の棚。訪ねる者はといえば、郵便を届けにきて珈琲をのんでいく配達夫くらいだ。謎めいた大家を時に見舞いながら、ブッツァーティ、チェーホフ、ツェランなどを再読し、ショスタコーヴィチほか古いLPに耳を澄ます毎日。ためらいつづけることの意味をさぐる最新長篇。 と帯に書かれているこの小
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