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ブックマーク / kkyamasita.hatenadiary.jp (6)

  • 近代法の原則から外れている「P2P海賊行為防止法案」 - kkyamasita's blog

    白田秀彰著「インターネットの法と慣習 かなり奇妙な法学入門 [ソフトバンク新書]」からの引用。 現在のところ、たとえその目的が正当なものであっても、クラッキング(他人のコンピュータへの侵入や妨害行為)はされている。アメリカでは、「コンピュータ詐欺濫用防止法(Computer Fraud Abuse Act of 1986)」から始まるコンピュータへの攻撃を禁ずる一連の法律によって禁止されている。日でも、1987年に刑法へ「電子計算機損壊等業務妨害罪(刑法第234条の2)が追加され、クラッキング行為一般は禁止されている。 アメリカのレコード会社や映画会社たちが支持している「P2P海賊行為防止法案(P2P Piracy Prevention Act)」は、彼らの著作物が、違法に分散交換網で共有されることを抑止する目的で、クラッキングに用いられている各種技術を用いて、違法なファイル交換を行って

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  • EUの環境指標 - kkyamasita's blog

    白田秀彰著「インターネットの法と慣習 かなり奇妙な法学入門 [ソフトバンク新書]」から引用した英米法と大陸法の歴史的背景とイギリスの法と慣習 を踏まえて見ると、EUの環境対策に関して、今までと別の見方ができるかもしれない。例えば、NEDOが出した海外リポート「EU 2006環境関連指標−ヨーロッパの環境保護政策の進捗状況」で紹介されているEUの環境指標の見方。2005年に報告されたユーロバロメーターの調査によると、 全回答者の85%は「為政者は、経済政策や社会政策と同じくらい、環境問題も重要に取り扱うべきだ」という意見だった。その上、実に88%もの市民が、「為政者は経済や雇用問題のような別の分野の事案を決める際にも、環境問題を併せて考慮に入れるべきである」と考えていた。さらにEU 市民は、「もし経済競争と環境保護がトレードオフになる場合は、環境保護の方を優先させる」と答えた(63%賛成、2

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  • イギリスの法と慣習 - kkyamasita's blog

    白田秀彰著「インターネットの法と慣習 かなり奇妙な法学入門 [ソフトバンク新書]」からの引用。 イギリスは「法の支配」(rule of law)という言葉で示されるように、王様(行政部&立法部)が法のチェックに従っていたけど、17世紀末の名誉革命のときに議会(立法部)が一番エラい、ということにした。で、現在でもイギリス議会は、法律でどんなことでも決めてしまえる。それがどんなバカげた法律でも、司法部はそれを破ることができないということになっている。だいたい、最高司法機関が貴族院(議会)の一部として配置されているという仕組みが、議会が一番エラいことを何よりも示している。恐いよねえ。 でも、大丈夫。伝統とか格式とかそういうものでイギリスを特徴づけてしまうのは安直だけど、イギリスの立法は、妥協(compromise)と穏健さ(moderation)と常識(common sense)を重視することを

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    kozai
    kozai 2006/07/31
  • 英米法と大陸法の歴史的背景 - kkyamasita's blog

    白田秀彰著「インターネットの法と慣習 かなり奇妙な法学入門 [ソフトバンク新書]」からの引用。 法律を大きく分けると、英米法と大陸法に分かれる。 英米法の特徴は、判例主義で、議会が作る法律よりも伝統に根ざした裁判所の判断の法が偉いという仕組みになっている。英米法といってもイギリスとアメリカではこの偉さの意味が違っている。法律家は、イギリスでは「法の伝統的精髄を身に備えた人間」であり、アメリカでは「健全な常識を備えた人間」になる。 大陸法の特徴は、法律主義で、学者が論理的・理性的に整理した法律案をもとに、議会がバシッと決めてしまい、紙の上に書いた法律の方が判例よりも偉いことになっている。 この違いはどうもその国の文化歴史に関係しているらしい。イギリスの場合を引用すると、 イギリスの司法部は、制度的には王権の下にあったけど、法律家たちがムニャムニャと唱える複雑で難しい法理論に、歴代の王様が従

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    kozai
    kozai 2006/07/30
  • 法って何だろう? - kkyamasita's blog

    白田秀彰著「インターネットの法と慣習 かなり奇妙な法学入門 [ソフトバンク新書]」からの引用。 イギリスでは、議会が作る法律を「statute」、裁判所が長い歴史の中で作り上げてきた判例法を「law」と呼んで区別している。当の意味での「law」は、人間がこれまでやってきた数多くの失敗をどのように矯正してきたのか、という長い長い歴史の観察に基づいているわけだ。(中略) だから、法律を学ぶ人は、法律について学ぶ基礎として、社会や、歴史や、経済や、人間の心理について知らなければならないことになる。そして、そうした知識の体系的集大成として法律を学び解釈しなければならないことになる。実際、アメリカの law school は、四年制の大学を卒業した後に入学する大学院として位置付けられている。(中略) 過去に学び、未来を見据えて、社会の法則性(law)を探し出し、時代の大きな流れのなかで私たちの幸福

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    kozai
    kozai 2006/07/29
  • 白田秀彰著「インターネットの法と慣習」(ソフトバンク新書) - kkyamasita's blog

    インターネットの法と慣習 かなり奇妙な法学入門 [ソフトバンク新書] 作者: 白田秀彰出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ発売日: 2006/07/15メディア: 新書購入: 9人 クリック: 222回この商品を含むブログ (154件) を見る まだ、読み始めたばかりなので詳細な内容はお話しできないが、面白いを見つけた。こちらのサイトで紹介されていたのだが、読み始めてみると確かにおもしろい。法に関してこんなにスムーズに読めるはめずらしいのではないだろうか。英米法と大陸法の違いや、英米法でもイギリスとアメリカではかなり法の解釈や運営の仕方が違うなど、今まで知らなかったことがわかる。ブログなどを書いている方には必読のだと思う。

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    kozai
    kozai 2006/07/29
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