たいていのユーザーは、Wordの機能の約30%以下しか見つけないし、試さないと言われている。その30%がユーザーによって違うということは、あまり指摘されない。さらに、いくつかの機能は本当にめったに使われない。だがそういう機能も、必要な場合は非常に必要である。 そして、それがWordに関する最大の問題なのだ。あることができると知っていても、どうやればいいか思い出せない。おびただしい数のメニューやタブがあるので、たまにしか使わない機能や目立たない機能を使う方法を理解するのに1時間かかることがある。 そんなに時間がかかってはいけないはずだ。そしてマイクロソフトのヘルプファイルがあきれるほど役に立たないということがなければ、そんなことは起きないはずだ。例えば画面上の活字の表示を、フォントサイズを変更せずに大きくしたり小さくしたりするにはズームとやらの機能を使うということが、マイクロソフトが使ってい