「時は金なり」と言いますが、お正月に「今年こそアレを始めようう」と思っていたのに、気付いたら何もしないまま4月になっていた、なんて人もいるのではないかと思います。子どものころと比べ、大人になると時が過ぎるのが速く感じられますが、これには科学的な理由があるという研究結果を米デューク大学が発表しています。 時は逃げ去っていく(プルースト風に) 思い返してみると、あっという間に過ぎてしまう大人の1年間と違い、子どものころの1年はもっと長く感じられたように思います。デューク大学のアドリアン・ベジャン教授によると、これには理由があり、年を取るにつれて人間の精神が取得する「イメージ」を処理するスピードが遅くなり続けているから、なのだといいます。 これは老化による身体の変化が原因だとしています。網のように張り巡らされた神経と脳の神経細胞(ニューロン)は、成熟するにつれ規模と複雑さが増していき、信号(電気