先週に引き続き、$99の超小型コンピューター、SheevaPlugの使い方を見ていきましょう。今週紹介する作業を終えると、「sshでログインして日常的に利用できる」状態になります。 Ubuntuファイルシステムのインストール SheevaPlugでUbuntuを利用するには、Ubuntuの普通のインストール方法とは異なる手法でインストールを行う必要があります。具体的には、「前回紹介したNFS Root環境を用いて、NANDに直接JFFS2形式のディスクイメージを書き込む」という手順を踏みます[1]。 NFS Rootでの起動 前回の手順でNFS Root環境をセットアップし、uBootに「boot」コマンドを投入すると、以下のような形でrootプロンプトを得ることができるはずです[2]。 Marvell>> boot Using egiga0 device TFTP from se