ここ最近、「若者の右傾化というが、実は若者はリベラルな価値観を持っており、そのうえで自民党を選んでいる」という議論が局所的にあった。個別の価値観調査を行うと若者のほうがリベラルであることが一般的で、例えば愛国心は若者のほうが弱く、男女平等は若者のほうが支持率が高く、外国人との共生も若者のほうが受け入れている。 そして今回の選挙でも、「リベラル自認の若者の間で自民が最多得票を得た」という話がニュースになった。これもあって先ほどの話題がぶり返され、「野党がリベラルに信頼されるためにはどうしたらいいか」「本当はリベラルではないのではないか」などいろいろ語られた。 ただ、この問題は実は以前から研究の題材になっており、その成果である橋本・金澤『新しいリベラル — 大規模調査から見えてきた「隠れた多数派」』(公式解説)や、その下地になっている同書著者の研究「新しい中間層の可視化に向けて」からその潜在構

