【ドーハ=潮智史】アジア・サッカー連盟(AFC)のハマム会長は29日、アジアカップの開催年について、現在のワールドカップ(W杯)翌年に続ける考えを記者会見で改めて示した。4年に一度開催されるW杯の中間年の開催を支持する意見に対して、「それでは同じ年にサッカーの欧州選手権や夏季五輪など大きなスポーツイベントがあり、注目度が下がる。テレビ放映などの条件を考えても現在のやり方がいい」と語った。 アジアカップは2004年大会までW杯中間年に開かれていたが、前回の07年大会から開催年をずらした。日本サッカー協会の小倉純二会長は、W杯直後は新チームの準備ができておらず、大会の質が下がることなどから、AFCに開催年の見直しを提案する考えを示していた。