夢を見ることは、そんなに悪いことじゃない。 誰しも、夢や願望を一切含まない、生の現実だけを見ているわけじゃないだろうし、その夢や願望と現実との間に多少のギャップがあってもおかしくない。しかし、夢と現実とのギャップが極端に大きくなりすぎれば問題が起こってくる。それは、政治でもビジネスでも子育てでも同じだろう。 ところが最近、友人知人から「夢や願望と、現実とのギャップがメチャクチャな父兄に遭遇してビビる!」「夢の世界に生きているとしか思えない父兄に出会う!」という話を耳にする機会が増えてきた。耳にする機会が増えてきたのは、単に私の友人知人が子育てをはじめたせいだろうが、あちこちの話から察するに、そういった夢見る父兄とは結構な頻度で遭遇するらしい。PTAや地区の会合などの場で、最低一人、多い時には数人ぐらい、とてつもない夢を素で語ってしまって、しかもそのことに全く気付いていなさそうな父兄に遭遇す