西宮市消防局は22日、救急防護服150着を寄贈した西宮市南郷町の会社相談役、伊藤渡(わたる)さん(97)に感謝状を渡した。 伊藤さんは平成27年にも「亡くなった妻が度重なる救急搬送でお世話になった」と同消防局に救急車1台を寄贈。今回も「長年住んでいる西宮市の消防にお礼がしたい」と同消防局に相談し、血液や嘔吐(おうと)物から救急隊員を守る救急防護服150着を今年3月に贈った。4月から各消防署の救急隊員が着用している。 伊藤さんの自宅で行われた贈呈式で、同消防局の山下俊郎局長が「大切に使わせていただきます」と感謝状を手渡し、伊藤さんは笑顔で受け取っていた。