全国でも類を見ない豪華なモーニングサービスや小倉トースト、鉄板ナポリタンなど独創的なメニューが揃う名古屋の喫茶店。メディアでも頻繁に紹介されているので、名古屋にはそこら中に喫茶店があると思う人もいるだろう。 しかし、店主の高齢化やコーヒーチェーンの台頭などで今、窮地に立たされていることはあまり知られていない。ひと昔前と比べて飲食店の数が増えている上に、美味しいコーヒーであればコンビニでも売っている。「喫茶店はオワコン」という声すら聞こえてくる。 ロンドン住まいの相棒を呼び戻す そんな中、名古屋市千種区今池にある喫茶店が話題を呼んでいる。 それは、昨2018年5月、広小路通沿いの千種駅東交差点と今池西交差点の中間あたりにオープンした、その名も『シヤチル』。名古屋に馴染み深い金のシャチホコの「シャチ」が店名の由来である。 お店はサービス担当の安井俊介さん(写真左、30歳)と調理担当の山本篤志さ