2014年度のノーベル平和賞に戦争の放棄を定めた「憲法9条」が推薦され、このたびその推薦が受理された。これによって、正式なノーベル平和賞候補となった。受賞者は10月に発表される。ある一人の主婦の思いつきから始まった「憲法9条にノーベル平和賞を」という運動が急展開し、ノルウェーのノーベル委員会への推薦に至ったという。 現在、日本では、安倍晋三首相が「集団的自衛権」の問題で、憲法9条の解釈変更を目指している。万一、受賞するようなことがあれば、世論や政権運営に大きな影響を与えかねない。 発案者であり、2人の子供を持つその女性は、「子供はかわいい。戦争になったら世界中の子供が泣く」との思いから、昨年5月、ネット上で署名サイトを立ち上げ、現在までに3万人近い署名を集めた。推薦にあたっては、今年2月1日の締切日までに大学教授ら42人が推薦者として名を連ねた。また、憲法自体は受賞対象とならないため、「日