正力松太郎賞選考委員会(王貞治委員長=ソフトバンク球団会長)が5日、都内で開催される。3年ぶり2度目の日本一を達成し退任したソフトバンク・秋山幸二前監督(52)の選出が確実視される。 「毎年のプロ野球界で最も貢献のあった競技者(監督、コーチ、選手、審判)に対して授与される」同賞は日本球界最大の栄誉。最多受賞者は選考委員長のソフトバンク・王球団会長の4度だ。77年にハンク・アーロンのメジャー記録を破る756号を打ち、世界の王として第1回同賞を受賞。99、2003年にはダイエー日本一監督として受賞。06年はワールド・ベースボール・クラシック(WBC)第1回世界一監督として4度目の栄冠となった。 秋山氏は91年、2年連続日本一の西武外野手として初受賞。11年、ソフトバンクの日本一監督として2度目。そして3度目となれば王会長に次ぐ歴代2位になる。 秋山氏は他にも足跡を残している。日本一になって退任