パ・リーグは今季も“1強・ソフトバンク、1並・日本ハム、その他・4弱”で、興味はクライマックスシリーズ(CS)の出場枠争いだけと思われていたが、異変が起きている。 開幕して5試合を消化。ロッテ、西武が3勝2敗で首位。ソフトバンク、楽天が2勝2敗1分の3位。日本ハム、オリックスが2勝3敗で5位。戦前には評論家諸氏が昨季の「1強1並4弱」の再現は必至と予想していたのに、懐かしの混パ状態だ。 それだけではない。パと言えば豪快な一発野球がセールスポイントだったのに、各チームの打線はピストル化している。日本ハム・大谷が30日・オリックス戦(札幌ドーム)で2試合連続アーチを放ち、メディアは大々的に報じたが内実はお寒い限りだ。 リーグ全体で6本塁打しか出ていない。大谷と並び、ロッテ・鈴木が2本。西武・中村、ソフトバンク・柳田が1本ずつという惨状だ。 同じ開幕5試合を消化した時点で、セでは22本塁打が飛び