初めての人のためのLISP[増補改訂版]を読んだ。 「こう書けた方が自然だから、そう書けるという約束にしよう(約束なんていつでもできる!)」(p.60)とか 「一時的なメモ用紙だの、束縛だのという苦し紛れの言葉や概念を持ち出したのは、人間にとって自然なモジュール性を保証するためのメカニズムを理解するためにやむを得なかったから」(p.64)とか 「再帰呼び出しだけをことさらに強調してLispの特徴だと言うのは間違っている」(p.91)「美しいということと、実用的価値が常に一致しているとは限らん」(p.107)とかとか この本は初めてプログラミングを学ぼうとする人が、間違った教科書に触れてダークサイドに落ちないために、最初に読むべきプログラマの思想書なのかもなーと思った。 世の中にはいろんな種類の間違った教科書がある。 「こう書くのが正しいのです。そういう決まりなんです。なんで?じゃありません