2011年以降は200本安打に到達せず あれから5年の歳月が流れた。 2010年の現地時間9月23日、当時マリナーズのイチローはロジャースセンタ―でのブルージェイズ戦の5回、ショーン・ヒルからセンター前に安打を放った。これがそのシーズン200本目で、通算10度目はメジャータイ、10年連続は自己の持つメジャー記録の更新だった。 翌シーズン以降、イチローは200本安打に到達することなく、打率も2割台が続いている。今季も、新天地マーリンズで元気にチーム最多の出場を果たしているが、打率は.237で(22日現在)。さすがに41歳の年齢を感じざるを得ない。彼のメジャーでのキャリイアは、2010年以前と翌年以降で明確なコントラストを見せている。 当時、『MLB.com』は「イチローは10度目のシーズン200本安打でメジャー記録に並ぶ」という見出しで報じている。 まずは、記録達成の瞬間の球場内の様子だ。