2015年11月に東京の高級宝石店を強盗した疑いで国際指名手配されたイギリス人男性2人が、イギリスでの画期的な判決に伴い、日本に身柄を引き渡される可能性がある。 「表参道ヒルズ」内の宝石店「ハリー・ウィンストン」で顧客を装い、1億600万円相当の貴金属を盗んだとされるケイン・ライト容疑者(28)とジョー・チャペル容疑者(38)、さらに3人目の男性について、日本の警視庁は強盗致傷容疑などで国際指名手配し、10年近くにわたり身柄引き渡しを求めてきた。 イングランドとウェールズで主に身柄引き渡し事件などの審理を担当する、ゴールドスプリング首席治安判事は16日、両容疑者の身柄引き渡しに関する異議申し立てを棄却した。両容疑者を日本当局に引き渡すかどうかは今後、イヴェット・クーパー内相が28日以内に判断することになる。
