1956年大阪府生まれ。79年京都教育大学教育学部卒業。82年筑波大学大学院体育研究科修士課程修了。高校教員、名古屋短大教授などを経て2009年より現職。2015年より日本福祉大学スポーツ科学センター長を兼務。著書に『フットボールの原点ーサッカー、ラグビーの面白さの根源を探る』など。 サッカーのW杯ロシア大会の決勝トーナメント1回戦の日本対ベルギーの試合は、試合開始が日本時間で午前3時という悪条件にもかかわらず、テレビ中継の瞬間最高視聴率が42.6%を記録したという。 実際、ワールドカップの人気は凄まじい。今大会はまだベスト4が出揃っていない段階だが、既に前回大会を上回る関心が集まっているそうだ。前回のブラジル大会では、全試合のテレビの延べ視聴者数が世界207カ国で260億人に達した。これは平均すると毎試合10億人以上が視聴している計算になる。 それにしてもなぜ、世界中のこれだけ多くの人々