はじめに DPoP(ディーポップ)という仕様を紹介します。 OAuth 2.0 Demonstration of Proof-of-Possession at the Application Layer (DPoP) この仕様は、悪い人がアクセストークンを盗んだとしても、それだけでは API に対する不正アクセスができないようにするための仕組みです。 従来は、クライアントアプリケーションがアクセストークンを提示して API にアクセスしてきたとき、そのアクセストークンが有効であれば、API アクセスは許可されていました。しかし、DPoP などの Proof of Possession(PoP)の仕組みを用いると、アクセストークンを提示しているクライアントがそのアクセストークンの正当な所有者かどうか(=アクセストークンの発行を受けたクライアントと同一かどうか)もチェックされるようになり、アク