【海外の目 政権交代】安保への影響に懸念 プリシュタップ米国防大学教授 (1/2ページ) 2009.9.14 17:05 日本の民主党の勝利が日本の政治史に特別な大変化をもたらすことは明白であり、議論の余地がない。しかし明白でないのはこの選挙結果が日本の外交や安全保障の政策にどんな意味を持つかである。 私は2000年に米国防総省から委託を受けて米日同盟の将来についての報告書の作成にあたった一員だが、その時の基本認識は日米両国の国益は完全一致こそしないけれども、相互に適合し、補完性があるだろうということだった。だから当時の私たちは日本が自国の利益を追求するのに米国の利害を基本としては支援し、ときには同意しないということも理解できると判断した。日米両国は不一致があっても共存できるということなのだ。 こうした枠組みの中でアジア・太平洋共同体の発展と地域協力のメカニズムの確立に積極的に関与する日