今朝のNHK総合「知るを楽しむ選 この人この世界」はたいへん勉強になった。日本中の植生を徹底的に現地調査して『日本植生誌全十巻』をまとめた宮脇昭先生は、日本には土地本来の森は 0.06% しか残っていない、全部人間が手を入れて人工的な森にしてしまったもの、これが諸悪の根源であると言う。 曰く: 今の里山のクヌギなどが中心の雑木林は人間が人工的に作ったもので、本来の植生はシラカシなどの常緑樹、海岸部は照葉樹林。 現在の雑木林は20年に一回の伐採と三年に一回の下草刈りが前提。それをやらないと維持できないニセモノの森。 マツにしてももともと条件の悪い山頂部などに限定して生えていただけのもの。それが人間が広げてしまった。マツクイムシの大発生は自然の摂理。 自然災害もこのために起こる。 元に戻すのが一番。そのためには200年間は森に人間がへんな手を加えないこと。200年で元に戻る。 「田舎の里山の伝
医者でもないし東大にも行けなかった散人としては、どっちも勝ち組だと思うのだけれど、いろいろ悩む人もいるみたいで、今週の週刊朝日はこの問題についての特集記事を組んでいる。面白いよ。 オモロイところの抜粋: ラ・サール(鹿児島)、東海(愛知)愛光(愛媛)などの高校では優等生の東大離れが進んでいる。医学部に行くのだ。一方、関東の名門高校(開成、筑波大付属駒場、麻布)などでは依然として圧倒的に東大志向。灘は五分五分。医学部志向は西高東低。どっちが得か。 「やはり資格志向、手に職をと言うことなんでしょうか」とは鶴丸高校進路指導担当。「女子には特に資格志向が強い。女性は就職を考えるとよりシビア」と志學館高校校長先生。 浮かび上がってくるのは将来の安定的な職業として医師を目指す医学生と、将来に選択肢を残しておきたい、いわば「モラトリアム」期間としての東大生、と言うイメージだ(週刊朝日編集部)。 一方、他
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