Innovative Tech: このコーナーでは、テクノロジーの最新研究を紹介するWebメディア「Seamless」を主宰する山下裕毅氏が執筆。新規性の高い科学論文を山下氏がピックアップし、解説する。
12月16日、張本智和が弱冠15歳にしてグランドファイナル(韓国・仁川)で優勝した。張本の得意技はバックハンド全般だが、中でも世界で1、2を争う威力と精度を誇るのが「チキータ」と言われる打法だ。 今回の決勝の林高遠(中国)戦でも、勝負どころで連発し、最後は2本連続のチキータで鮮やかなノータッチを取って史上最年少の優勝を決めた。 チキータは、ここ数年テレビで取り上げられることが多くなり、一般的にも知られるようになっている。軌道が曲がるためにバナナのブランドから命名されたというトリビアが添えられることもある。 それほど有名であるにもかかわらず、その具体的な打法については「イマイチわからない」「難しい」という感想が一般の方々から聞かれる。 そう言われるたびに私は答える。「無理もありません。わかるはずがないんです」と。 なぜか。実は、テレビでチキータとして解説される場面のおよそ半分がチキータではな
卓球・全日本選手権最終日(21日、東京体育館)男子シングルス決勝で、14歳の張本智和(エリートアカデミー)が10度目の日本一を狙った水谷隼(28)=木下グループ=を11-9、11-5、8-11、11-2、6-11、11-5で破り、史上最年少優勝を飾った。 また一つ最年少の称号を手に入れた。かけ声の“チョレイ”がコート内に響き渡った。張本は憧れの水谷と並ぶ中学2年でのジュニア制覇を果たして歴史に名を刻んでいたが、シニアでも偉業を成し遂げた。 20日の男子ダブルス準決勝では水谷、大島組に敗れシングルス、ダブルス、ジュニアで3冠獲得の夢が断たれていた。この日は2ゲームを連取し、第3ゲームは落としたが、第4ゲームは5連続ポイントを奪うなど、すぐに気持ちを切り替えた。得点が決まると両膝を着いて後ろに体を反らす“ハリバウアー”で叫び喜びを表現した。一日でリベンジを果たし、新時代到来を予感させた。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く