# 実装の参考資料 - https://soudai.hatenablog.com/entry/2022/11/11/110825 # 類似の登壇内容の動画 - https://www.youtube.com/watch?v=PXy6I-AeI-I
こんにちは。エンジニアの谷井です。 フォルシアでは、Spookと呼んでいる技術基盤を用いて、主に旅行業界やMRO業界に対して、膨大で複雑なデータを高速検索できるアプリケーションを提供しています。 今回はその高速検索のノウハウのうち、特にDBの扱いに関連する部分について、ベテランエンジニアへのインタビューを通してそのエッセンスをまとめてみました。 一般的なベストプラクティスだけでなく、検索性能を高めることに特化しためずらしいアプローチもあるので、ぜひご覧ください。 フォルシアにおける検索DBについて まず前提としてフォルシアで扱うデータについて軽く説明します。 扱うデータの複雑さ たとえば、旅行会社向けのアプリケーションであれば、宿泊素材の情報としては ホテルの情報「〇〇ホテル」(~約2万件) プランの情報「朝食付き・ロングステイ△△プラン」(0~1500件/施設) 客室の情報(~100件/
こんにちは。株式会社プラハCEOの松原です 注目を集めつつあるMySQLプラットフォームのPlanetScaleですが、外部キー制約が効かないという一見致命的に見える仕様について調べていたところ、こちらのDiscussionで興味深い回答が開発者から寄せられていたので日本語でまとめ直してみようと思いました。 外部キー制約がなくてもそれほど困らない理由 今回の話はParentテーブル(id)とChildテーブル(id,parent_id)を前提に考えていきます そもそも外部キー制約は何に役立つのか 今回のDiscussionでは質問者から「外部キー制約がないとこういう時に困るよ!」と質問が寄せられています: 外部キー制約がないと参照先のデータが存在していることを保証できない! 外部キー制約がないとデータの重複を回避できない! それぞれの質問に対して回答者の回答は以下の通りです: 外部制約がな
こんにちは。インフラエンジニアの gumamon です! 近年、Kubernetes等の登場により、アプリケーションのスケールアウトはとても簡単になりました。対して、データベース(DB)のスケールアウトは依然として困難です。 「RDBMS」⇒ データの一貫性は保てるが、スケールアウトが難しい 「NoSQL」⇒ データの一貫性を保てないが、スケールアウトが容易 DBのスケールアウトを考えるとこの2択に行きつく、というのが今までの常識だったかと思いますが、 『どっちも!』が出来てしまう第3の選択肢が登場しました。 データの一貫性を保て、且つスケールアウト容易な『NewSQL』! 最近、NewSQLの一つである yugabyteDB の検証をする機会がありましたので、アーキテクチャと検証結果を紹介します。 目次 目次 ここがすごいぞ yugabyteDB! yugabyteDBのアーキテクチャ
こんにちは、id:shallow1729です。最近はインフラ寄りなお仕事をよくやっていますがこれまでにいくつかデータ移行やデータ基盤構築などのバッチ処理のお仕事をしてきました。以前にも一度そういった経験を元に記事を書いたのですが、MySQLやシステムに関する知識が以前よりも増えた今もう一度書き直したいなと思いました。 なので今回はバッチ処理を書く時のテクニック2022版という感じです。今の仕事の関係でMySQLやrailsを前提にしている話が多いですが、おそらく他のデータベースを使っている人にも役に立つ話が多いのではないかと思います。ただ、今回の記事は経験に基づくものが多く、あまりよくないアイデアもあるかもしれません。改善点や間違いなどあればご指摘ください。 冪等性を持つように 冪等性とは端的に言えばある操作を複数回実行しても一回しか実行しなかった時と同じ結果になる性質の事です。長時間かか
PlanetScaleというサーバレスDBが凄く勢いのあるサービスと聞いて、公式にクイックスタートがあったのでやってみました。 環境 PC: MacBook Pro (Intel Core 2016) OS: macOS Montery12.2.1 では概要から確認していきます。 サーバーレスDBとは サーバがない、のではなく、サーバ管理や検討が不要 AWS Lambda(NoSQL)など PlanetScaleとは PlanetScale年表 2010年頃 YouTubeが急激に成長し、データベースが爆発しそうになっていたので、Sugu氏ともう一人のYouTubeのエンジニアがオープンソースプロジェクト「Vitess.io」(ヴィテス)を立ち上げる 2016年頃 MySQLでバイナリプロトコルを扱えるようにしたことで、VitessはYouTube以外の企業にとっても魅力的なシステムになり
ISUCON 10 予選問題作問担当の @yosuke_furukawa です。ISUCON 10 の予選お疲れさまでした。このブログでは、 ISUCON 10 の予選問題の解説と講評を行います。 問題については下記のURLにて公開されています。 http://github.com/isucon/isucon10-qualify 動作確認をしたい場合は README.md を確認の上、検証してみてください。 課題アプリケーション ISUUMO について ISUCON10 の予選の問題は、 ISUUMO と呼ばれるイスに合う物件を検索するサイトでした。せっかくリクルートが作問担当になったので、リクルートならではのものにしたいのと、ずっと社内ISUCONでポリシーとして持っていた「実際に起きているパフォーマンス問題に近い課題を設定したい」という思いから作りました。 今回の問題は位置情報を使った
データベースのスキーマを変更するということはデータをいじる行為であり、最悪の場合データが消えます。 最悪の事態にはならなくとも、思わぬ場所に影響が起きたり、データの不整合が発生する恐怖と戦う必要が有ります。 テストや切り戻しを含めて計画し、大きな変更の場合にはダウンタイムまで考慮する必要があります。 そこで、RDBを対象にデータベースの変更を行う方法について書いていきます。 スキーマ変更 まずは、スキーマ変更について、 カラムを追加する 一番簡単で、影響も少ない変更です。 気をつけるのは、 ソースコードの変更よりも前にスキーマ変更を完了させる (長時間)ロックがかからない方法を選ぶ といったところでしょうか。 大抵の場合は、スキーマの変更とソースコードの変更の順番にさえ気をつければ問題は発生しません。 カラム名を変更する 「ALTER」でさくっと変えたくなりますが、ソースコードの変更が同時
こんにちは。インフラストラクチャー部 SRE グループの吉川 ( @rrreeeyyy ) です。今期オススメのアニメはツインエンジェル BREAK です。 普段の業務並びに趣味の一環として、サーバのモニタリング環境の調査や改善に取り組んでいます。 そこで本稿では、モニタリングのコンポーネントの一つとして外すことが出来ない、時系列データベースの基礎知識に関して紹介します。 そもそも時系列データ・時系列データベースとは? 時系列データというのは、特定の時間ごとに何らかの値を取得した際の、取得した一連の値を指します。 例えば、以下のようなフォーマットをしたデータなどは時系列データにあたるでしょう。 timestamp1,key,value1 timestamp2,key,value2 timestamp3,key,value3 : 時系列データベースとは、上記のような時系列データの保存・処理に
こんにちは、みなさん MySQL チューニングしてますか! nobuh です。 今回は MySQL 8.0 DMR(開発マイルストーン版)がリリースされことを記念しまして、早速 8.0 を触ってみようというお話です。 DMR版の MySQL を入れる方法はいろいろあります。VirtualBox に立てたサーバーに yum/apt で入れたり、Vagrant, Docker を使ったりなど、みなさんも日常的に行われていると思います。今回はちょっと趣向を変えまして db4free.net というテスト向けに最新の MySQL を無料でホスティングしているサービスがありますので、そちらを使ってみました。 まずは登録 db4free.net ですが、2つサービスがあります。 db4free.net – GA版 MySQL 5.7 の最新をホスティング mysql8.db4free.net – 出た
2016 - 09 - 09 Rails だって硬いデータベース設計をしたい!そんなあなたに贈る Tips 4 選 list Tweet こんにちは、ペロリのサーバサイドエンジニアの @a_suenami です。 今回は Ruby on Rails アプリケーションにおけるデータベース設計についてちょっとご紹介したいと思います。 データベース設計してますか? みなさん、データベース(以下、DB)設計していますか?Scaffold したときにできた migration ファイルをそのまま使ったりしてませんよね? Ruby on Rails (以下、 Rails )は CoC(Convention over Configuration: 設定より規約)を強く提唱している フレームワーク であり、それによって得られる恩恵も大きい反面、かなり強めに設計の自由度を束縛されるという特徴もあります。特に
最近、Elastic BeanstalkやECSと戦っているSREチームの菅原です。 P5をやりたいのにPS3もPS4も持っていないので指をくわえて羨ましがっている毎日です。 この記事では、突然のアクセス増に備えるために、MySQLのスレーブを1〜2時間でスケールアウトできるようにした話を書きます。 MySQL on EC2 クックパッドは周知の通りAWSを利用していますが、主要なデーターベースについてはAmazon RDSではなくMySQL on EC2を使っています。 これは以下のような理由によるものです。 歴史的な経緯: AWS移行当時、RDSが無かった。また、移行後もしばらくはTritonnを使っていたため、RDSを使うことができなかった オンラインメンテナンスの実現: VPCルートテーブルを使った仮想IPとMHA for MySQLを使ってダウンタイムゼロのマスタDBの切り替えを
MySQLで使用できる文字列型には CHAR:255Bまでの固定長文字列 VARCHAR:64KBまでの可変長文字列 TINYTEXT:255Bまでの可変長文字列 TEXT:64KBまでの可変長文字列 MEDIUMTEXT:約1.6MBまでの可変長文字列 LONGTEXT:約4.3GBまでの可変長文字列 がありますが、rais g modelで普通にtextを指定するとTEXTが指定されちゃいます。 $ rails g model Test value:text // こんな感じで作成される $ rails db mysql> show columns from tests; +-------------+--------------+------+-----+---------+----------------+ | Field | Type | Null | Key | Default
はじめに たとえばこんなDDLを投げる。 CREATE TABLE test ( id int(10) unsigned NOT NULL AUTO_INCREMENT PRIMARY KEY, hoge varchar(256) NOT NULL, UNIQUE KEY (hoge) ) ENGINE=InnoDB DEFAULT CHARSET=utf8; するとエラーになる。 Specified key was too long; max key length is 767 bytes (SQLState:S1000)エラーに書かれているとおり、keyは最大で767byteまでしか使えないらしい。 ちなみにkeyはPRIMARY KEYとUNIQUE KEYがダメ、ただのKEYならOK。 で、どうするか。 1.素直に諦める 上記例ではテーブルがCHARSET=utf8のため1文字3b
(最終更新日: 2017/9/25) はじめに production 環境で MySQL 5.6 動かすためのパラメータ設計についてまとめました。この記事がカバーする内容は次のとおりです。 パラメータを設定するスクリプト。 各パラメータにおける変更するかどうかの判断基準。 想定されるメモリの消費サイズを算出してパラメータが妥当かどうか確認する方法。 サービスの状況に応じててきぎ読みかえてください。 【結論】パラメータグループ作成・パラメータ設定のスクリプト 結論として、パラメータグループを作成し、パラメータを設定する aws-cli のスクリプトを置きます。Amazon AWS の Web Console から設定することもできます。 #!/bin/sh # == パラメータグループ作成 aws rds create-db-parameter-group --db-parameter-gr
2015/08/22 YAPC::Asia Tokyo 2015 Lightning Talk 2016/01/13 update about default_password_lifetime will be 0Read less
Scala関西 Summit 2015での発表で触れていたN+1クエリ問題をなんとかするためのライブラリを公開した. 発表は以下のもので, ここでは「関係モナド」という名前で紹介していたけれど, これは口頭でも説明したように便宜上てきとーにつけた名前であって, とくにそういう名前のよく知られたモナドがあるというわけでもなければ, そもそもモナドであるかどうかはあまり本質的ではない. この発表のあとに, Rails (Active Record)でのbulletのようにN+1問題の検出をScalaでやる方法はないだろうか, と言っている人がいたので, そういうものを探していて辿りつけるとよかろうということで, bullet-scalaという名前にした. もちろんN+1問題の検出のためのライブラリというわけではないし, 動的に検出するのではなく原理的に問題が発生しないようにするものなので, 思
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