Summary 11月に開催された「Service Design Global Conference 2017」に参加して感じたサービスデザインの潮流と今後についてレポートします。「スケールするサービスデザイン」というテーマで、主に組織におけるサービスデザインの浸透と、公共部門におけるサービスデザインの実践について、プレゼン内容やケーススタディを交えながら考察します。 Points 組織レベルでのサービスデザインは着実に実現段階に入っており、すでに海外では戦略やマネジメントレベルでのケーパビリティとして浸透しつつある。 サービスデザインの取組みを、プロジェクトベースの実践から既存の業務プロセスと融合させたハイブリッドな「CX System」へと昇華させることが重要である。 公共部門においては「能力育成」の観点が不可欠で、導入の初期段階から職員の能力育成を視野に入れてプログラムを設計すること