織田信長の治世、ローマに派遣された天正少年使節の1人、千々石(ちぢわ)ミゲル。その墓とみられる石碑(長崎県諫早〔いさはや〕市)の発掘調査を行った民間の実行委員会(会長・立石暁長崎総合科学大理事長)は12日、「出土した骨や歯が女性のものの可能性が高い」と、専門家による鑑定結果を明らかにした。石碑にはミゲル夫妻とみられる戒名と没年月日などが刻まれていることから、実行委は「ほぼ同時期に亡くなったミゲルの妻のものではないか」と考えている。 発掘調査は8月から9月にかけて行われ、人の骨や歯が石碑の土台下にあった空洞から発見された。実行委に鑑定を依頼された分部(わけべ)哲秋・長崎医療技術専門学校長(形質人類学)によると、骨は1人のもので、上下のあごと左耳付近の側頭部、大腿骨、すねの一部と確認された。歯は24本(上顎13本、下顎11本)で、歯の形状や大きさ、摩耗具合などから、25~45歳の中年女性と推定
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