5.1. nm コマンドnm(1) コマンドは、指定されたライブラリ内に存在するシンボルのリストを表示します。 静的ライブラリ、共有ライブラリのどちらに対しても機能します。 指定されたライブラリについて、nm(1) は、定義されているシンボルの名前、それぞれのシンボルの値、シンボルのタイプ、を表示できます。 また、そのライブラリ内に情報が存在するならば (-l オプションを参照してください)、シンボルがソースコード内のどこで (ファイル名と行番号) 定義されているかということも特定できます。シンボルタイプについては、もう少し説明が必要です。 小文字はそのシンボルがローカルであることを意味し、大文字はそのシンボルがグローバル (外部定義) であることを意味します。 典型的なシンボルタイプは次のとおりです。T (コードセクション内の普通の定義)D (初期化されたデータセクション)B (初期化さ