こんにちは、料理・食文化研究家の庭乃桃です。今回ご紹介するのは、韓国の伝統料理の一つ、「参鶏湯(サムゲタン、以下参鶏湯)」。韓国では夏バテ防止のために食べられる料理として有名ですが、体の芯から温まるスープは日本の寒い季節にもぴったり! そこで、スーパーで手に入る身近な食材を使って、家でも簡単に作れる参鶏湯風スープのレシピをお届けします。 本来は丸鶏やもち米を煮込んで作る参鶏湯ですが、このレシピでは手羽元を使います。あとは、長ねぎ、しょうが、にんにくなどの香味野菜と、白米+切り餅。そして、本場の参鶏湯の特徴の一つでもある漢方食材は、味わいの似ているりんごやごぼうで代用していきます。 さらに、鶏肉をやわらかくし、うま味とジューシーさを余すことなく引き出す、とっておきの裏技もご紹介しますよ。 では、さっそく作ってみましょう! 参鶏湯風スープ 材料(4人分) 手羽元……8本(約500g) むき甘栗