戦後最悪の火山災害となった御嶽山の噴火を受けて、登山者の安全対策が課題となるなか、主な活火山のうち、噴石から身を守る「退避ごう」、いわゆるシェルターが設置されていない山はおよそ75%に上り、その多くが設置にあたって建設や維持管理に対する財政的な支援のほか、国の指針や技術的な助言を求めていることがNHKの調査で分かりました。 御嶽山の噴火では、死亡が確認された57人のほとんどが噴石が直撃したことによる「損傷死」で、噴石から身を守るシェルターの必要性について各地で検討が進められています。 NHKでは今月、気象庁が24時間態勢で監視している全国の活火山のうち、御嶽山と、立ち入りが制限されている小笠原諸島の硫黄島を除いた45の山について、ふもとの自治体などにシェルターの整備状況を調査しました。 その結果、シェルターの設置は阿蘇山や浅間山など11の火山にとどまり、設置されていないのは34の火山、およ