千葉県銚子市豊里台の県営住宅で24日、住人の市立中2年、松谷可純さん(13)が布団の上で倒れて死亡していた事件で、銚子署は殺人容疑で同居の母親、美花容疑者(43)を逮捕した。逮捕容疑は24日午前9時ごろ、自宅で可純さんの首を鉢巻きで絞めて殺害した疑い。 銚子署によると、美花容疑者は可純さんと2人暮らし。平成24年7月以降、家賃を滞納しており「このままでは生きていけず、一緒に死のうと思った」と容疑を認めている。経済的に困窮して無理心中を図ろうとしたとみて調べている。 銚子市などによると、美花容疑者は昨年4月、市の生活保護の相談窓口で制度の説明を受けたが、申請はせずに帰っていたという。 可純さんが通う中学によると、可純さんはバレーボール部のレギュラー選手で、23日の練習試合にも参加していたが、変わった様子はなかったという。