東京都文京区の小学校で別居中の次男(9)を巻き添えに会社員の男(49)が焼身自殺を図った事件で、大やけどを負って意識不明の重体になっていた次男が30日午前、死亡した。警視庁は男を被疑者死亡のまま殺人容疑で書類送検する方針。 駒込署によると、事件が起きたのは23日午前10時半ごろ。文京区千駄木2丁目の区立汐見小学校に男が侵入。野球の練習をしていた同小3年の次男の手を引いて校舎裏に連れ出して、灯油のような液体をかぶって火をつけた。2人は病院に運ばれたが、男はまもなく死亡した。 男は妻と離婚調停中で、長男や次男とも別居中だった。現場には催涙スプレーや手錠、「メリケンサック」と呼ばれる金属製の凶器が落ちており、男の自宅からは遺書が見つかった