7月5日(ブルームバーグ):JPモルガン・チェースが電力市場で不正操作を働いた可能性があるとして、米当局が調査を進めていることについて、米連邦地裁は5日、求められた電子メールの提出に応じない理由を説明するよう同社に命じた。 ワシントン連邦地裁のコリーン・コラーコテリー判事はこの日、検証物提示命令を出し、JPモルガンに今月13日までの返答を命じた。米連邦エネルギー規制委員会(FERC)は2日、JPモルガン・ベンチャーズ・エナジーによるカリフォルニア州と中西部地域での電力市場価格操作疑惑に関する調査で、JPモルガンに25件のメールの提出を命じるよう裁判所に請求していた。 コラーコテリー判事は全3ページの命令文で、「JPモルガンは当該メールを無編集で提示するかインカメラ審理用に裁判所に提出することについて、要請が妥当でないとする理由を説明するべきである」と指摘。同社が主張するいかなる機密特権