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ブックマーク / murashit.hateblo.jp (12)

  • The Revolution Will Not Be Jacked-in - 青色28号

    みなさんblogを書きましょうってことを主張したいがために日わたしはこの日記を書きはじめます。つまりこの日記は、ここ、インターネットにいるみなさまのために、インターネットを題材として、インターネット上で発表する、インターネット完結的な日記ということになります。 さて、どうしてわたしがこんなことを書きはじめたのかということから説明しはじめなければなりません。ものごとには順番というものがありますから。つまり、なんの因果かこんなところに辿りつくリンクをクリックしてしまったりその他様々なやりかたでこのd:id:murashitを目にすることになった哀れなみなさんの気を惹く、いや、惹かないまでも、いきなりつきはなしはしない方策が必要とされるわけです。そう、そこで理由です。わたしが是が非でもここに世迷いごとを書きつけずにはいられなかった理由。もったいぶっていてもしかたがありません、さっさと言ってしま

    The Revolution Will Not Be Jacked-in - 青色28号
    kumoQ
    kumoQ 2010/08/06
  • 今日は友人からの手紙を紹介します - 青色3号

    こんにちはムラシット君、会わなくなってずいぶん経つけれど、元気でやっているだろうか。 ぼくはあまり元気じゃない。こんなものをきみに送りつけてしまったのもそのせいで、きみにとってはまったく迷惑な話だろう。この手紙は読んでもあまり心地良いものではないから、このまま読まずに破り捨ててくれてもいい。まさか返事をくれなどと言うつもりはない。この文章がぼくの手から離れ、こうして君に届くということだけでぼくの望みは十分に果たされる。 ぼくにとっては、これを「書く」ということこそが重要だった。そう思って書きはじめたのはずなのだけれど、人間というのは面倒な生きものらしく、結局のところ、それを誰かと共有したいという望みさえ出てきてしまう。だからぼくは、以下の文章にこの前置きを加えて、君に送ることにした。非常識な話と嗤ってくれ。済まないと思っているんだ。 それでも読んでくれるというのなら (拙い文章で済まないけ

    今日は友人からの手紙を紹介します - 青色3号
  • 翻訳小説の愉しみ - 青色28号

    こんにちは。いつもお上品な僕ですが、今日はそのお上品さに磨きをかけたしゃらくせえ口調で、翻訳小説って何が面白いのか、そんなところに焦点を当ててお話していきたいと考えています。 なんでまた翻訳小説なんですか? そもそも「翻訳小説」とはなにかといえば、海外文学を日語*1に翻訳した小説のことです、そのまんまですね。そしてここで特に注目したいのは、「翻訳」という過程を経たからこそ得られる愉しみがあるということ。そう考えて今回は「海外文学」ではなく「翻訳小説」と銘打ってみました。 でもって、なぜそんなことを、誰にも聞かれないのにわざわざ喋りだすのかと言いますとですね……いきなり自分語りになってしまって恐縮なのですが、そもそもぼくが小説というものに主体的な興味を持った高校生のころ、日人が日語で書いた小説にしか興味がなかったということに由来します。どうしてだったのかと言えば、言葉の芸術(技芸?)と

    翻訳小説の愉しみ - 青色28号
  • ■ - 青色3号

    深夜にかかってくる電話はだいきらいだということ、奥野がだいきらいなのは石田だけだということ、たちのぼる煙草の煙がそれらをものがたっていたということ。 「さっちゃんってまだ処女なの?」 「昨日は処女じゃないって言ってたけど1週間前は処女だって言ってた」 「すげえ、時間遡ってるな」 「そうきたか」 交差点はあかるくてざわざわしていて道が5つにわかれていて、とてもよかったなあ、と思いました。ここに来てよかったなあ、と思いました。ざわざわは、うまく聞きとれません。 「ってことはあれなの?えーと、さっちゃんのなかでは時間が逆にながれてて、俺らの時間でいうところの、1週間前の3日後くらいに、つまりさっちゃんの時間でいうところの、4日前くらいに、セックスしたってこと?」 「よくわかんないけどそれでいいよ、そうなんじゃない」 「ということは、だよ。ということは、だ。さっちゃんの時間は俺らの時間と逆に流れて

    ■ - 青色3号
    kumoQ
    kumoQ 2010/01/11
  • ごく個人的な事柄について - 青色28号

    そんなこんなでもう12年も経って、それはつまり、僕の人生の半分は彼なしでやってきたのだということになる。僕が小5の頃の話で、年々思い出せることは少なくなる。もちろん欠席している奴は手を挙げられないわけで、何を忘れてしまったのかなんて分かるはずもないけれど、それが減ってきているんだということくらいは僕にも感じとることができる。 もしかすると、風化するに任せるのが健全というものなのかもしれない。そうだそうだ、「人間は思い出を忘れることで生きていける」だっけか。…そんな台詞がすぽんと頭の抽斗から出てきたものだから、これなんだっけとしげしげ眺めていると、分かった、碇ゲンドウだ。そしてこの台詞の続きが「だが決して忘れてはならないこともある」であったことも思い出した。 今からこうやって書きつけることが「決して忘れてはならないこと」なのかどうかはよく分からないけれど、まあゲンドウの言うことなんてそれほど

    ごく個人的な事柄について - 青色28号
  • いちばんいいのは、ひとりぼっちだとしても、まったくのひとりぼっちではないということだ。 - 青色28号

    こんにちはみなさん、おのぼりさんのムラシット先生です、今日も自分語りします! このあたりのお話関連。いずれもすごく面白いから、僕の日記なんて読んでる暇があったらこちらを読んでください! http://d.hatena.ne.jp/nakamurabashi/20090506/1241560453 http://d.hatena.ne.jp/andre1977/20090507#p3 http://d.hatena.ne.jp/goldhead/20090508#p1 でも僕の日記も読んで欲しいの! というわけで東京コンプレックスについて。前知識として知っていていただけると助かるのは、僕が岡山のそれも県北、つまりド田舎に18年間住んでいたこと、でもって大学で京都に出てきて、大学院で東京にいるってことくらいです。 …で。 はてななんかでグダグダやっているみなさんのことですから、当然僕と同じよう

    いちばんいいのは、ひとりぼっちだとしても、まったくのひとりぼっちではないということだ。 - 青色28号
    kumoQ
    kumoQ 2009/05/12
    所詮東京なんてユナイテッドオブ田舎者/どこに生まれ落ちるかは選べない不条理/僕は東北新幹線とか上りは皆無言なのに下りになるとある線を越えたあたりから急に皆が方言しゃべりだすあの雰囲気が好きです。
  • このエントリが1000ブクマいったらぼくの肛門をアップします。 - 青色28号

    このエントリが1000ブクマいったらぼくの肛門をアップします。

    このエントリが1000ブクマいったらぼくの肛門をアップします。 - 青色28号
  • ■ - 青色3号

    彼は運動場の隅にひとり、立っていた。さいきん黒くかたくなり始めたすね毛は、脚の細さを、白さを、よけいに際だたせていた。目の前には鉄棒があり、ずっと後ろでは校舎の窓が夕日をはねかえらせていた。鉄棒を掴む、すべすべとした感触がてのひらをなぞる、冷たい鉄の棒はすぐにあたたまる、乾いた砂のにおいがする。両腕をこわばらせ、地面を蹴ると、橙色に染まった雲が反転する。首を後ろに振ると、頭のなかのどろどろとしたものが頭頂部へと駆けのぼる。 ……それだけだった。どうも僕には向いてないみたいだ。鉄棒を持つ手を逆手に持ち替えてもういちどためしてみるけれど、やはり思ったとおりにはいかない。頭のなかには、宇宙飛行士みたいに重力をはねっかえし逆上がりをする自分の姿が、こんなにはっきり浮かんでるっていうのに。 千佳ちゃんが逆上がりできるってのに、僕ができないだなんて、かっこわるいだろう?はずかしいだろう?あさっての体育

    ■ - 青色3号
    kumoQ
    kumoQ 2009/04/15
    鉄棒で感じちゃってた同級生を思い出した。
  • ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…… - 青色3号

    ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…… - 青色3号
    kumoQ
    kumoQ 2009/04/14
    1枚目と3枚目の微妙な差が素敵。/写真ブロガー→モテル?→僕もやってみよう~
  • 山手線一周してきた話- 青色28号

    つい先日、3月29日のことです、煮詰まりに煮詰まってもうどうしようもなくなってしまい、とりあえず自転車で山手線一周してきました。東京にやってきたわけだし、とりあえず山手線だろうと。一周34km*1、29駅を、なんだかんだで6時間かけて。*2 *3 最後にデジカメで撮った写真をつなげただけの動画も、一応、用意しておきました。 と、いうわけで、駒込*4からスタート。 1.駒込 (20:13) 0分 *5 *6 2.田端 (20:27) 14分 このときにはまだ余裕があった。 3.西日暮里(20:37) 24分 4.日暮里 (20:47) 34分 このへんまでは住宅街を抜けていく感じでなかなかに心細かったです。上り下りも多いし…! 5.鶯谷 (20:52) 39分 6.上野 (21:05) 52分 このへんから怒濤の高架下ラッシュでした。 7.御徒町 (21:11) 58分 8.秋葉原 (21:

    山手線一周してきた話- 青色28号
    kumoQ
    kumoQ 2009/04/03
    スゲー!一生に一度はやりたい。
  • 2008-08-04 - 青色2号 - Sun Raによるジャズ史試論 第1回

    というわけでやってきました、第1回。今回はサン・ラとモダン・ジャズ、その双方の生い立ちについて辿っていきたいと考えています。 出生 歴史というからには、まずはその始まりを定義しなければなりません。 前回も少しだけ触れたとおり、サン・ラは自らを土星からの使者と自称し、生い立ちについてその痕跡を消し、あるいは偽り、周到にはぐらかし続けました。それが彼の意志であり、その忠実に意志に従ってあくまで「サン・ラ」として彼を紹介しようとするならば、彼の身にはじめて「啓示」が訪れたその日、あるいは初めて「サン・ラ」を名乗ったその日を始まりとすべきなのかもしれません。 が、まあいいでしょう。彼の生い立ちが多少なりとも分かっている現在、わざわざそんなに話を分かりにくいものにしてしまう必要もありません。私たちはまず、ややこしい経歴を持つこの人物の歴史の始まりを、人間としての出生日である1914年の5月22日と定

    2008-08-04 - 青色2号 - Sun Raによるジャズ史試論 第1回
  • 新景観の諸相についての一考察 - 青色28号

    こんにちは、今年は牛タンべまくりたいムラシット先生です。今日から何回かに分けて、マツカズト兄貴の超絶グッとくるエントリ↓で思ったことについていろいろ考えていきたいと思います。 http://d.hatena.ne.jp/matsukazuto/20090129/1233221924 第1回はとりあえず、どこに注目するのかについての説明で終わってしまいました。そろそろはてなの中では賞味期限切れかもしれないと思い取り急ぎアップする次第です。 - はい、ちゅうわけでまずは「『生活の営みの集積で結果としてできてしまった無意識の造形(=都市)』と『エンジニアリングが卓越したために思わぬ形態をとった造形(=ダム)』をそれほどの躊躇もなく新景観として一緒くたにしてしまっていたのは、なんというか、ちょっと物足りないな気がしたんです」などとほざいたわけをがんばって説明するために、以下では景観が存在する場所

    新景観の諸相についての一考察 - 青色28号
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