ごく個人的な事柄について - 青色28号

そんなこんなでもう12年も経って、それはつまり、僕の人生の半分は彼なしでやってきたのだということになる。僕が小5の頃の話で、年々思い出せることは少なくなる。もちろん欠席している奴は手を挙げられないわけで、何を忘れてしまったのかなんて分かるはずもないけれど、それが減ってきているんだということくらいは僕にも感じとることができる。 もしかすると、風化するに任せるのが健全というものなのかもしれない。そうだそうだ、「人間は思い出を忘れることで生きていける」だっけか。…そんな台詞がすぽんと頭の抽斗から出てきたものだから、これなんだっけとしげしげ眺めていると、分かった、碇ゲンドウだ。そしてこの台詞の続きが「だが決して忘れてはならないこともある」であったことも思い出した。 今からこうやって書きつけることが「決して忘れてはならないこと」なのかどうかはよく分からないけれど、まあゲンドウの言うことなんてそれほど

[murashit]

自分の弟を、自分の自意識の餌にしてしまったような罪悪感がある。

[Blue-Period]

『僕がこういう似非科学のことを嫌いなのは、そういう状態につけ込もうとするのが許せないからなんだろうと思う。』

[delayedresolve]

読ませていただきました。

[tetzl]

お盆だもんね。｜「身内が死んだ」話より「身内が死んでしばらくたった心境」みたいなやつの方がほろりとくる

[yura_saito]

死者を思い出し悼むというのは、自身の心の治癒プロセスとして大事だと思う

[hiruhikoando]

階段にうずくまっていた最晩年の祖父の暗い目の色を今でも思い出す。

[nuba]

近親を失う時って色んなこと考えますね、そうしないと悲しみを堪えきれないのかしらというくらい。子供のころ祖父の臨終に立ち会ったけど同じように断片的な記憶だけがあってそれが一層死への不安を煽るというか。

[goldhead]

祖父が死んだと知らせが入ったとき、俺はスーファミのE.D.F.というシューティングゲームをやっていた。あのゲームの音楽は好きだったな。

[urashimajiro]

じーちゃんは、死ぬ間際にうつろな目をしていた。それは吸い込まれてしまいそうな黒い眼で、ものすごく怖かった。自分の場合、それ。

[keiseiryoku]

不意に訪れたものを拒む必要はないと思います。