ブックマーク / media-outlines.hateblo.jp (35)

  • 「君は編集者じゃない」「存在感が薄い」に向き合った人の1年 - メディアの輪郭

    「君は編集者じゃないよ」 「佐藤くんはさあ、編集者じゃないよね。全然なりきれていないよ」 数年前に上司からこう言われたことがある。 この言葉と向き合いながら、これまでの期間を(なりきれていない)編集者として走ってきた。 ぼくは編集者には向いていないと思いつつ、また、ネットでの発信にも性格や体質(?)が合っていないと感じつつ、なんとか走りきることができた。 2017年は、300以上の記事を企画・編集(執筆は数)。できなかったこともあるが、できたことも非常に多かった。うれしいこともあったが、くやしいことが多々。年末に「あ〜よく悩んだな、考えたな」と思った1年だった。 2017年、編集者としては量も質も大事にしてなんとか走り終えた感覚。数えてみたら300記事以上を担当していて、それぞれの書き手の方がもつ専門知や見ている現場の話を最大限伝えるにはどうしたらいいかを悩み考え続けた年でもあった。来年

    「君は編集者じゃない」「存在感が薄い」に向き合った人の1年 - メディアの輪郭
    kumokaji
    kumokaji 2018/01/03
  • 文章が書けない理由は「遅い」「まとまらない」「伝わらない」――ナタリーに学ぶ、"完読される"ライティング術 - メディアの輪郭

    「書くことはあとからでも教えられるが、好きになることは教えられない」 とても久々にライティングのを読みました。手に取ったのは『新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング』。著者はナタリー運営のナターシャ取締役の唐木元さん。コミックナタリーやおやつナタリー(現在は終了)、ナタリーストアなどを編集長として立ち上げ、現在はメディア全体のプロデュースを担当されています。 「書くことはあとからでも教えられるが、好きになることは教えられない」というナタリーの採用ポリシーがあることから、ライティングや記者経験のない人も多くいるのだとか。そういった新人に向けて唐木さんは「唐木ゼミ」という社内での新人向けトレーニングを繰り返してきました。 書けない理由は、「遅い」「まとまらない」「伝わらない」のどれか、もしくはそのすべて、と説く書を読むことで「書く前の準備」の大切さを改めて実感すること

    文章が書けない理由は「遅い」「まとまらない」「伝わらない」――ナタリーに学ぶ、"完読される"ライティング術 - メディアの輪郭
    kumokaji
    kumokaji 2015/08/13
  • 日本ではなぜWeb専業のジャーナリズムメディアが生まれないのか? - メディアの輪郭

    最近、「日ではなぜWeb専業のジャーナリズムメディアが生まれないのか」と聞かれる機会がありました。難問というか、答えられたらこんなブログはやっていないわけですが、いろいろ考えてしまいました。 ただよくよく考えてみると、海外でもピューリッツァー賞を獲得したことがあるのは、ハフィントンポストやプロパブリカ、InsideClimate News、The Center for Public Integrityあたり。それ以外の有力なオンラインジャーナリズムメディアというと、ポリティコやテキサストリビューン、ファーストルックメディアなどはありますが、意外と少ない印象です。 Webかジャーナリズム、どちらかしか知らないバランスの悪さ こういうアメリカのメディア状況と見ると、テクノロジー企業とメディア企業の近さと、紙とWebメディア間での人材移動、ジャーナリズムや調査報道への理解などはポイントになるの

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  • 編集やメディアの役割は「発信」ではなく「媒介」ーー出版の限界を超えるために必要なこと - メディアの輪郭

    未来の出版に必要なものは、「これまでになかった新鮮な空気」 「書き手のなか、あるいは実際に書かれたものから、いまだ書かれぬ何かを感じ、企画をたて、それを、読み手に届ける」 これは、ミシマ社代表の三島邦弘さんの著書『失われた感覚を求めて 地方で出版社をするということ』の「はじめに」にあった言葉です。社を東京・自由が丘に置きながら、京都にもオフィスを開設。地方で出版社をおこすこと、震災後の意識や意思決定、そして、編集やメディアとは、出版を救うヒントや実践などについて読み入ることができたでした。 ミシマ社が2006年に自由が丘にオフィスを構えた際の理由のひとつに出版社がない場所だから、という点を挙げています。おしゃれやスイーツなどのイメージがある自由が丘ではなく、「生活者の町」としての場所で出版社を営むことができた実感から、「メディアの活動は生活感覚に近いところですべし」という考えになったそ

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  • 「グッズ販売」「個人を全面に」「そもそも体制や目的が・・・」 Webメディアのブランド化に関するいくつかの考え方 - メディアの輪郭

    文とは関係ない、ニコニコ超会議でのラジオ体操の図) ニコニコ超会議でのWebメディアに関するトークのなかのトピックを拾い、「Webメディアはスマホ時代にどのようにブランド構築していけばよいのだろうか?」という記事を書いたところ、いろんな反応が寄せられ、とても勉強になりました。 上記のエントリーでは①ロゴの露出、②連載/特集、③コピーできないもの(イベント体験やコミュニティ/コミュニケーションなど)をアイデアとして挙げました。今回はさまざまな反応のなかからいくつか紹介してみます。 「なんのためにブランドを構築するの?」 どういうトークしたのかわからないけど、目的から逆算しないといかんと思う / Webメディアはどのようにブランド構築していけばよいのだろうか? - メディアの輪郭 http://t.co/upNX19XBpm — 松浦 茂樹 (@shigekixs) 2015, 4月 26

    「グッズ販売」「個人を全面に」「そもそも体制や目的が・・・」 Webメディアのブランド化に関するいくつかの考え方 - メディアの輪郭
  • 新しいマスの発見か、濃い信者コミュニティか? これからのメディアが生き残るための2つの方向性 - メディアの輪郭

    これからのメディアのあり方、生き残り方。スマートフォン時代にメディアが成立していたさまざま前提が変容しているなか、お金まわりを含めた(Web)メディアの持続可能性のようなことを最近考えたり、いろんな人と話すことが増えたような気がします。 先月、下北沢の屋B&Bで若手編集者のトークイベントではバズフィードのような各プラットフォームへの最適化をしてネイティブ広告で収益を上げるメディアかコミュニティが支えるメディアであったり、有料サロンのようなものが有効なのではないか、といったことも話したりしました。 (参考)WEB生まれの若き編集者が、屋で描いた新時代の"編集" [前編] 編集に正解がない時代をいかに生きるか|SENSORS|Technology×Entertainment つい先日「佐藤詳悟×佐渡島庸平×古川健介×宇野常寛×【司会】高宮慎一 『クリエイティブの生存条件』」というヒカリエで

    新しいマスの発見か、濃い信者コミュニティか? これからのメディアが生き残るための2つの方向性 - メディアの輪郭
  • 「メディアの輪郭」のつくりかた——リサーチをはじめた理由とこれまでを振り返る - メディアの輪郭

    (Photo by Aleks Dorohovich/Creative Commons Zero) 「メディアの輪郭」というブログを開始してもう1年半ほどになるようです。はてなブログの管理画面を見ていたら、ブログ作成日が2013年10月22日。これまでに300近くの投稿をしてきたとのこと。開始は同年11月12日。初日に以下にある3を投稿していることから、どこか力が入っている気がします。せっかくなので、自分の整理も兼ねて1年半をざっくり振り返ってみます。 ウェブメディアにおける「ブックエディター」という役職ーー急成長中のメディア「BuzzFeed(バズフィード)」、のキュレーション&レビューを開始 「要するに」がより求められるスマホ時代、アメリカの注目ブログ「ChartGirl」は一つの答えだ! 海外メディアについて知りたい時に必ず読むブログ7選(+最近気になったメディア関連記事25

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  • ブログプラットフォーム「Medium」が新メディア「Bright」を公開——教育イノベーションを伝える - メディアの輪郭

    ブログプラットフォーム「Medium」が3月31日、新メディア「Bright」を公開しました。テーマは「Innovation in Education」、教育におけるイノベーションです。 We're proud to introduce Bright, a new pop-up publication about innovation in education and edited by @sarika008. https://t.co/2HIwT4kzLQ — Medium (@Medium) 2015, 3月 31 編集を担当するのは、課題解決型ジャーナリズムを提唱する「Solutions Journalism」に務めるSarika Bansal氏。ハーバード大学卒、マッキンゼー勤務やニューヨークタイムズでのインターンを経て現職という人物です。 ピンタレストが子どもたちの授業にもたらす

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  • Webコンテンツの収益化には「多対多の関係性」が求められる? コンテンツではなく場に課金するという考え方 - メディアの輪郭

    先日、有料会員制のオンラインサロン・プラットフォーム「Synapse(シナプス)」を展開する田村健太郎さんにお話を伺いました。シナプスのサロンはフェイスブックグループでの主宰者や参加者とのコミュニケーションを体験できるというもの。月額1000円程度のものから1万円を超えるものまでさまざまなサロンが存在します。 (参考)「少人数向け有料サロンは、良質なコンテンツづくりと収益化の両立を実現する」---シナプス代表・田村健太郎氏に聞く、体験型コンテンツ消費の可能性と課題 コンテンツ単体での課金よりコアなファンに多く払ってもらうモデル 取材・執筆するなかで興味深いキーワードが出てきましたのでいくつか紹介。たとえば以下のような言葉が印象に残っています。 体験型コンテンツ消費と、場にお金を支払うという感覚がカギ 単価を上げ、少数のファンからお金をもらう仕組みのほうがうまく回るのではないか ユーザーの熱

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  • ニューヨーク・タイムズ、Instagramアカウント開設——伝統メディアの読者開発として注目 - メディアの輪郭

    昨年、「イノベーション」と題したレポートを通じて、新興メディアの分析や自社の課題を明らかにしたニューヨーク・タイムズ。以来、読者開発がひとつのテーマとなっており、それに特化した部署も設置され、さまざまなプラットフォームに対してどのように最適なかたちやボリュームで情報を発信していくのか試行錯誤しているかと思います。 そんななか、インスタグラムのアカウントを開設しています。まだ投稿が3つですが、「Beginnings(はじまり)」をテーマに更新されています。おそらく毎週テーマを決めて更新していくのだと思いますが、連載みたいな使い方はおもしろいです。 ニューヨーク・タイムズは過去に、1分動画ニュース「The New York Times Minute」をおこなっていた時期もありますし、短い動画も実験的に投稿していくのでしょう。また、昨年はいくつかのニュースアプリをリリースしたものの、若い読者の獲

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  • コンテンツよりプラットフォームの寿命が短い時代、メディアに求められること - メディアの輪郭

    (Photo by Matthew Smith/Creative Commons Zero) 『インターネットが普及したら、ぼくたちが原始人に戻っちゃったわけ』というを読みました。企業のコンテンツマーケティングを手がけるインフォバーンCo‐CEOの小林弘人さんと日経ビジネス プロデューサーの柳瀬博一さんの共著です。 オープンでフラットなウェブ世界が広がったと思いきや、クローズドな空間や濃いコミュニティを求めるようなこともよく見られるようになったいま、スマートフォンの普及とSNSの発展によって「原始時代2.0」が来ているのではないか、と説く内容はさまざまなジャンルの話が飛び交っていて刺激的です。あとがきでも書かれていますが、 このは古き良き時代と新しい時代が融合した編集入門です。いくつか印象に残っているところを紹介します。 情報があふれる時代、「文脈」で勝負していくことが重要 まず印象

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  • 新しいニュースの遊び方・使い方とは? BBCがストーリー実験のためのプラットフォーム「Taster」公開 - メディアの輪郭

    (「BBC Taster」トップページより) BBCが最近、「Taster(テイスター)」というプラットフォームを立ち上げました。「味見する人/味きき役」を意味する名前の通り、実験やコラボレーション、新しいプロジェクトの感触を見るような場として活用するものです。 テクノロジーを活用することで、ストーリーをどのように伝えられるのか。オンライン、ラジオ、テレビなどBBC社内からさまざまなアイデアを探し、横断的なコラボレーションの実現を目指すようです。たしかに種類の違う媒体の人材やアイデアが交わることで、新しい伝え方の可能性は出てくるのかもしれません。 この新表現の実験基地とも言えるようなテイスターのページを見ると、すでに20個近くのアイデアが掲載され、試してみることができます(イギリスのみでしか利用できない場合もあります)。 たとえば、「Body Language」は、ボディーランゲージを用い

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  • 良質な情報消費が良質なメディアコンテンツをつくる? バイラルの先のメディアに問われること - メディアの輪郭

    毎号購入しているハイパーローカルなシティカルチャーガイド『TOmagazine』。つい最近発売されたばかりの墨田区特集号も読みました。自分が住んでいない区について独特のアングルで切り取られるディープな内容が好きなのですが、今回はメディアのトピックが掲載されていたのでご紹介します。 KAI-YOUの元ディレクター・武田俊さんの「UPDATE TOKYO」という連載にて、ニューヨーク在住ライターの佐久間裕美子さんと「(バイラルの先の)メディアの未来はどこにある?」というテーマで対談がおこなわれています。 「雑誌は家に届くもので、新聞の延長」 武田さんは先日「『情報はつねに広がりたがる』とは? メディアの成熟とコンテンツづくりの行方」という記事で模様を紹介したイベントでも登壇されており、このときの話ともつながる部分がありました。 記事は矜持を持った編集者が丹念に雑誌をつくり、それが文化を生み出す

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  • 新しいメディアが人間や環境にもたらす影響を考えるためのキーワードとは? - メディアの輪郭

    (photo credit: POLISEA via photopin cc) 「いかなる技術も徐々に完全に新しい人間環境を生み出す」 『今こそ読みたいマクルーハン』を読みました。大学生時代にメディアや情報関連の授業で一通り習った記憶があるのですが、すっぽり抜けているので復習。 有名な「メディアはメッセージである」という言葉はかなり一人歩きしてきたアフォリズムですね。まずマクルーハンのユニークなところを挙げるとすると、メディアと人間と身体の拡張、そして技術を同等に結びつけているところです。 いかなるメディア(すなわち、われわれ自身の拡張したもののこと)の場合でも、それが個人および社会に及ぼす結果というものは、われわれ自身の個々の拡張(つまり、新しい技術のこと)によってわれわれの世界に導入される新しい尺度に起因する、ということだ。 つまりは、メディア(=技術)が社会に与える影響・変化こそが、

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  • 1分間に420万回ググられ、306時間分の動画がYouTubeにアップされる——主要ネットサービス利用に関するインフォグラフィック - メディアの輪郭

    最近は、「アメリカにおけるソーシャルメディア動向——ネットユーザーの7割がフェイスブック利用」「ウェブメディアに一番アクセスをもたらすソーシャルメディアは「フェイスブック」——2位ピンタレストの4倍以上」という記事などソーシャルメディア利用について取り上げています。 今回は英メディア「TechSpartan」がインフォグラフィックを制作していますので、一部紹介します。以下、出典はTechSpartanからのものです。 それぞれのソーシャルメディアやウェブサービスにおいて、1分間にどのようなことが起きているのかを一目で把握できます。 2014年のデータでは、フェイスブックでは60万ログイン、インスタグラムでは6.7万の写真がアップされ、ツイッターでは43万ツイート、グーグル検索は420万回、AppStoreでは5万のアプリがダウンロードされるなどなど。 インフォグラフィックには2013年のデ

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  • 2015年のメディアづくりに参考になりそうなスマホや動画に関するデータ10選 - メディアの輪郭

    スマホやソーシャル、動画などがさらに盛り上がるだろう2015年のメディアづくりに向けて、そのヒントになるようなデータを10個紹介します。調査の規模や手法は異なるものですが、メディア環境の傾向や側面を捉えることができるかと思います。 1. PC/スマホのネット、アプリ利用者の増減 (出典:ニールセン) PCとスマホでのネット利用者に関しては、PCが5200万人、スマホが4260万人ほどとなっています。PCは利用者が8%減った一方で、スマホについては34%も増加。PCとスマホで、YahooGoogleの順位が変わっているのも情味深いです。 また、スアホアプリをみると、月間3000万人以上のユーザーが利用するLINEが圧倒的です。昨年比でも46%と、ほぼ2倍になっています。Googleのアプリが強いこともわかりますね。 アナリストの方によれば、16歳~49歳に世代を絞ると、スマホの普及率は70

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  • ハフィントンポストがAP通信からのニュース配信やめる理由 - メディアの輪郭

    ハフィントンポストがAP通信からのニュース配信やめる計画を立てているそうです。Capital New Yorkなどが伝えています。 設立当初はアグリゲーションが主体だったハフィントンポストも調査報道でピューリッツァー賞を獲得するなど報道面でも実績を積み上げています。今回の決断は、記者を増やしたり、さらなる他国展開を見据えていることから、自社でもカバーできるようにしていくという姿勢を示していると考えられるでしょう。 近年では、日韓国、インドなどアジア圏に加え、ドイツやギリシャなどヨーロッパ、モロッコやアルジェリアなどアフリカでも引き続き展開を進めています。共同創業者で編集長を務めるアリアナ・ハフィントンは、「2015年の契約終了にともない、AP通信との関係を終え、自社でニュースづくりをしていく予定です」と年末の社内メモで言っているという。 また、今年5月の設立10周年に向け、サイトのリニ

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  • ウェブコンテンツ制作でますます重要になる「時短」と「時間を速くすること」 - メディアの輪郭

    「広告とコンテンツの融合に解決の糸口がある」 LINE株式会社 広告事業部 チーフプロデューサー・谷口マサト氏は広告が見てもらえないという課題解決のアプローチとして上記の言葉を掲げています。そんな谷口氏の著書『広告なのにシェアされるコンテンツマーケティング入門』を読みました。 これからのメディアに合ったコンテンツのサイズを考える 谷口氏が意識するのは、ソーシャルメディアでシェアされる、見たくなる、使いたくなる広告コンテンツ制作。たとえば、映画『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』のプロモーションとして制作した以下の記事は事例としてわかりやすいかと思います。 大阪の虎ガラのオバチャンと227分デートしてみた! - ライブドアニュース 静止画とテキストのみで成り立つユニークな記事フォーマットは、谷口氏が「フォト紙芝居」と表現するもの。スマホ時代のすきま時間にサクッと読めるような軽量さが

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  • Wikipedia共同創業者がつくる新メディア「Infobitt」はひたすらファクトを集めていく - メディアの輪郭

    Wikipedia共同創業者・ラリー・サンガー氏がつくる新メディア「Infobitt」について、Betabeatなどが伝えています。同氏はこのメディアを「Wikipedia for the news」と形容していて、偏見に立ち向かうとのこと。 形式はクラウドソーシングというか、登録した編集者らが、記事をつくっていくかたち。既存のニュースソースからファクトを伝えると同時に要約もしていくというものです。 新しい市民ジャーナリズムとも言えそうです。「単なるアグリゲーターではなく、記事に見つけたファクトを集めていく」とサンガー氏が説明するように、グーグル検索並みに、あらゆるニュースのファクトを簡単に探せるようにすることがゴールだそう。偏見や釣りタイトルなどのないサイトにしていくようです。 いまは世界中からオンラインでの編集に参加する人を集めていて、トップページがある種のクラウドソーシングでのコンテ

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  • ジャーナリズム界のSpotifyとなるか? 新聞社の課題に立ち向かう定額読み放題サービス「Inkl」 - メディアの輪郭

    オーストラリアのスタートアップが打ち出した「Inkl」というサービスを紹介します。「Spotify for news」と形容されることもあり、定額読み放題サービスといった感じです。米テッククランチなどがくわしく紹介しています。 ウェブアプリとネイティブアプリが公開されており、月間15ドル(約1,700円)ですべてのコンテンツを読み放題とのこと(もしくは1記事10セント支払う)。国内のNewsPicksとも似た値段設定です。広告なし、パーソナライゼーションが少し効いているのも特徴。30日間は無料で使うことができます。 英ガーディアンやワシントン・ポスト、ロサンゼルス・タイムズなど英語圏の新聞から、シドニー・モーニング・ヘラルドや南華早報(South China Morning Post)などを読むことができ、アメリカに進出する予定もあるようです。 エンターテイメント業界ではNetflixやS

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