今年の初めに『仮想化道場』で、Xen 4.0に関して紹介したが、そのときは2010年明けてすぐにリリースと書いたが、結局正式リリースは4月になってしまった。そこで、今回は、実際にリリースされたXen 4.0を踏まえて、Xen 4.0の新機能を紹介していく。 ■Domain0のLinuxカーネルを機能アップ Xen 4.0では、ドライバやハイパーバイザーを管理するDomain0に、仮想化環境にチューニングされたpv_ops(Paravirt_Ops)を採用したLinuxカーネル 2.6.31を採用している。以前のXenでは、Linux 2.6.18ベースのXenlinuxが使われたり、各企業がリリースするディストリビューションによっては、新しいLinuxが利用されていた。 しかし、Xen 4.0では、pv_opsをサポートすることで、最新のLinuxをDomain0に使用することが可能になっ