大相撲秋場所は千秋楽の27日も入場券が完売し、19年ぶりに初日から15日間すべて「満員札止め」となりました。 日本相撲協会が把握している「満員札止め」の記録は東京開催の場所だけですが、15日間すべて札止めとなったのは、横綱・貴乃花が全勝で4場所連続優勝を果たした平成8年の秋場所以来19年ぶりだということです。 大相撲は、相次ぐ不祥事などの影響で人気が一時落ち込みましたが、着物で観戦する和装デーなどさまざまなイベントやツイッターなどを活用した情報発信、それに照ノ富士や遠藤といった平成生まれの若手力士の活躍で新たなファンを獲得したことなどが人気回復の要因になりました。 日本相撲協会の北の湖理事長は「これに甘えることなくいい相撲を見せていけばお客さんもついてきてくれる。さらに土俵を充実させられるよう頑張っていきたい」と話しています。