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ブックマーク / ona.blog.ss-blog.jp (8)

  • 悲しみの収穫 ウクライナ大飢饉 -スターリンの農業集団化と飢饉テロ-: 独破戦線

    ど~も。ヴィトゲンシュタインです。 ロバート・コンクエスト著の「悲しみの収穫 ウクライナ大飢饉」を遂に読破しました。 一昨年の9月に「スターリン -赤い皇帝と廷臣たち-」を読んだ際に知った書は、 このBlogでも何度となく取り上げた「ホロコースト」に匹敵するジェノサイドとして、 「ホロドモール」と呼ばれる、ウクライナでの恐るべき大飢饉の全貌を描いたものです。 2007年に発刊された638ページの大作ですが、すでに廃刊でプレミア価格・・。 区内の図書館にも置いていませんでしたが、よその区からお取り寄せしてもらいました。 3部から成る書、まずは第1部「主役たち・・党、農民、国家」です。 キエフ大公の時代からモンゴル軍の手に落ち、今度はモスクワ公国へ・・といった 災難をいくつも乗り越えてきたウクライナ人の歴史を紹介し、 「10月革命」後、その資源に期待を寄せ、なんとしても自分の新体制の中に

    悲しみの収穫 ウクライナ大飢饉 -スターリンの農業集団化と飢饉テロ-: 独破戦線
  • 卍とハーケンクロイツ -卍に隠された十字架と聖徳の光-: 独破戦線

    ど~も。おととい初めて「ナウシカ」を観たヴィトゲンシュタインです。 中垣 顕實 著の「卍とハーケンクロイツ」を読破しました。 先日、神保町の三省堂で「スターリンの将軍 ジューコフ」でも軽く立ち読みしてみようか・・と フラフラしてたところ、おすすめコーナーのような場所で書を見つけました。 今年の6月に出た230ページの一冊ですが、ズバリなタイトルと表紙に惹かれました。 以前から気になっていたテーマでもありますし、いつになく楽しみです。 初めて「卍」を意識したのは、小さい頃にTVで見ていた「仮面の忍者 赤影」の「卍党」です。 いわゆる悪の組織でショッカーみたいなモンですが、とても印象的でした。 小学校低学年でナチスも知らない時ですから、この「卍」に特別なインパクトがあったんでしょう。 しかし、「卍党」って書くと、「ナチ党」の略語みたいですね。 「序章」では書がニューヨーク神学校での伝道学

    卍とハーケンクロイツ -卍に隠された十字架と聖徳の光-: 独破戦線
  • 妻と飛んだ特攻兵 8・19 満州、最後の特攻: 独破戦線

  • プロ野球ユニフォーム物語: 独破戦線

    ど~も。中日ドラゴンズ・ファンのヴィトゲンシュタインです。 綱島 理友 著の「プロ野球ユニフォーム物語」を読破しました。 いつぞやの「パンツァー・ユニフォーム」に続く、独破戦線ユニ・シリーズ第2弾です。 野球モノとしても、「ロシアから来たエース -巨人軍300勝投手スタルヒンの栄光と苦悩-」を 去年、紹介していますが、小さい頃からの野球好きですし、 近頃はプロ野球でも、特別なデザインのサンデー・ユニフォームがあったり、 我がドラゴンズも、「燃えドラ」という赤いユニフォームを着用、 また、米国ではスローバックと言いますが、昔のデザインの復刻版を着たりと、 そんな過去のチームカラーや、ユニフォームが気になっていたところ、 書を友人に貸してもらいました。 2005年に出た357ページのオールカラーで、定価は何とビックリ7000円! ユニフォームだけではなく、戦前からのプロ野球の歴史にも言及した

    プロ野球ユニフォーム物語: 独破戦線
  • 野戦郵便から読み解く「ふつうの​ドイツ兵」―第二次世界大戦末期​におけるイデオロギーと「主体性​」: 独破戦線

    ど~も。ヴィトゲンシュタインです。 小野寺 拓也 著の「野戦郵便から読み解く「ふつうの​ドイツ兵」」を読破しました。 ちょっと珍しい視点からナチス・ドイツを研究したを紹介します。 去年の11月に出た324ページの書は、2010年に著者が東京大学に提出した 博士論文を公刊用に圧縮したうえで、加筆、修正を加えたもので、 このような研究書にありがちな5000円という価格設定からしても、 単純に「ドイツ兵の手紙」を紹介しているわけではないのが想像できますね。 「序章」では、イデオロギーと「主体性​」という書の問いについて説明します。 まず、人種主義、反ユダヤ主義がナチズムの中核をなす要素である以外に 優生学、人口政策、農業ロマン主義、反キリスト教的道徳観、プロイセン的軍国主義、 ヒトラーへのカリスマ的崇拝など、ありとあらゆる、 ときには相互に矛盾する要素が混合しているのがナチ・イデオロギーの

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  • 独破リスト: 独破戦線

    ど~も。ヴィトゲンシュタインです。 またしてもサボり気味なので「独破リスト」だけでも更新しておきます。 ※ 2016/4/27更新しました! <あ> 愛と欲望のナチズム 愛は絶ちがたく -アイゼンハワーとの秘められた恋- アイヒマン調書 -イスラエル警察尋問録音記録- アウシュヴィッツ収容所 暁の七人-ハイドリッヒの暗殺- 暁の出撃 悪魔の旅団 -米軍特殊部隊、イタリア戦線を制覇す- アドルフ・ガラント アドルフ・ヒトラー[1] -1889-1928 ある精神の形成- アドルフ・ヒトラー[2] -1928-1938 仮面の戦争- アドルフ・ヒトラー[3] -1938-1941 第二次世界大戦- アドルフ・ヒトラー[4] -1941-1945 奈落の底へ- アドルフ・ヒトラー 五つの肖像 あのころはフリードリヒがいた 危うし空挺部隊 <い> 慈しみの女神たち <上> 慈しみの女神たち <下>

    独破リスト: 独破戦線
  • 普通の人びと -ホロコーストと第101警察予備大隊-: 独破戦線

    ど~も。ヴィトゲンシュタインです。 クリストファー・R. ブラウニング著の「普通の人びと」を読破しました。 1997年に発刊された書。Amazonの紹介文では「ヒトラー時代、普通のドイツ人が、 いかにして史上稀な大量殺戮者に変身したのか。知られざる警察予備隊の衝撃の実態。」 というもので、以前からかなり気になっていました。 しかしホロコーストものは、いつもちょっと腰が引けるのと、警察予備隊という地味な部隊が 主題であることもあって見送っていましたが、やっと読んでみる気になりました。 個人的にホロコーストに関与した人々すべてが、反ユダヤ主義者、 もしくはサディストだとはコレっぽっちも思っていないだけに、 どのような状況が普通のドイツ人を殺戮者にしてしまったのか・・? このような疑問を書はある程度、説明してくれるものですが、 その代わり、その内容の凄まじさ・・、要はガス室とは違う、具体的な

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  • 死刑執行人との対話: 独破戦線

    ど~も。ヴィトゲンシュタインです。 カジミェシュ・モチャルスキ著の「死刑執行人との対話」を読破しました。 先日の「ナチス裁判」に紹介されていた書は、1943年の「ワルシャワ・ゲットー蜂起」で ユダヤ人を容赦なく、残虐に鎮圧したとして知られるユルゲン・シュトロープSS少将が 戦後、裁判のために拘留されていたポーランドの刑務所において 自身の生い立ちから、1ヶ月にも及んだ「ワルシャワ大作戦行動」の様子、 そして終戦までを語ったものを会話形式で、400ページに二段組びっしりとまとめたもので ある意味「シュトロープ回想録」ともいえるかも知れません。 一口に「ワルシャワ蜂起」といっても、1944年の「ワルシャワ蜂起」と この1943年の「ワルシャワ・ゲットー蜂起」の2つがあるわけですが、 「ゲットー蜂起」については映画「戦場のピアニスト」とその原作を読んだだけで、 印象的ではあったものの詳細はわか

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