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ブックマーク / www.cnn.co.jp (14)

  • 死後提供されたNFL選手の脳、99%に「慢性外傷性脳症」

    (CNN) 米プロフットボールリーグ(NFL)の元選手から死後に提供された脳を調べた結果、頭部への度重なる衝撃が原因とされる脳の疾患「慢性外傷性脳症(CTE)」が99%にみられたと、米国の研究者らが発表した。 米ボストン大学でCTEの研究所を率いるアン・マッキー博士らが、25日発行の医学誌JAMAに発表した。 CTE患者の脳内では「タウ」というたんぱく質が異常な構造に変化して蓄積し、それが記憶障害や認知障害、抑うつなどの症状につながることが知られている。 研究チームが高校や大学、またはプロチームでのフットボール経験を持ち、頭部に繰り返し外傷を負った故人202人の脳を調べたところ、177人にCTEの病変がみられた。特に元NFL選手のグループでは、111人中110人がCTEだったと確認された。この中には故ケン・ステーブラーさんら、すでにCTEが公表されていた選手もいる。 フットボール経験が高校

    死後提供されたNFL選手の脳、99%に「慢性外傷性脳症」
  • ISISの資金繰り悪化、戦費の調達にも影響

    (CNN) 過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」は支配地の縮小や石油ビジネスの崩壊によって資金繰りが悪化し、戦費の調達が難しくなっているという。軍事情報企業IHSジェーンズ(IHS)が報告書で明らかにした。 それによると、ISISに入る資金はこの数カ月で1カ月当たり30%減った。3月に集めた資金は5600万ドル(約61億円)にとどまり、2015年半ばの月額推定8000万ドルに比べて急減している。 資金の減少でISISのテロ実行能力も大幅な制約を受けると米国務省などは分析する。 既にISISは戦闘員の給与の半減を強いられ、さらなる資金減で医療物資も配給制にせざるを得なくなったという。 ISISは占領地の住民に対する「課税」や闇市場での石油販売、遺跡から盗み出した古美術品の販売、人質に対する身代金などを通じてテロ組織の中でも世界有数の資金を確保していた。 しかしIHSによると、

    ISISの資金繰り悪化、戦費の調達にも影響
  • 「世界一孤独なクジラ」 発見プロジェクトが資金集め

    (CNN) 仲間には理解してもらえない歌を歌い続ける「世界一孤独なクジラ」の発見を目指すプロジェクトの構想が持ち上がり、資金調達サイトで出資者を募っている。 このクジラの呼び名は「52」。52ヘルツの周波数で歌っていることに起因する。もう何年もの間、この周波数を出し続けているのに、仲間からの応答はない。 仲間のクジラは違う周波数を使っているため、たとえ「52」の歌が聞こえていたとしても、自分たちの歌とはあまりに違っていて理解できず、応答しないという。 それでも「52」は歌い続ける。そこから「世界一孤独なクジラ」のニックネームが付いた。 映画制作者のジョシュ・ゼマン氏は、太平洋でこのクジラを見つける探査プロジェクトのため、資金調達サイト「キックスターター」で資金集めに着手した。米俳優エイドリアン・グレニアーさんの助けも借りて、20日間の探査に必要な30万ドル(約3570万円)を調達したい考え

    「世界一孤独なクジラ」 発見プロジェクトが資金集め
  • メキシコの学生43人、「人違いで殺害」 逮捕者99人に

    (CNN) メキシコ南部ゲレロ州イグアラ市付近で昨年9月、メキシコ人の学生43人が行方不明となった事件で、カラム検察庁長官は27日、学生たちが殺害され、遺体は焼かれて川に遺棄されたと、正式に断定したことを明らかにした。事件に絡み、これまでに計99人を逮捕したという。 カラム長官が記者会見で語ったところによれば、当局が集めた証言や証拠は数百件に上る。 メキシコ犯罪捜査当局の責任者は学生らが殺害された理由について、人違いだったと結論付けた。犯罪組織が学生たちを敵対組織のメンバーだと思い込み、犯行に及んだという。 この事件では、学生の拘束を地元警察に指示した「首謀者」としてイグアラ市のホセ・ルイス・アバルカ市長夫が起訴されている。警察が学生を連れ去り、犯罪組織に引き渡したとされるが、市長が殺害を指示した形跡はないという。 会見の場で遺族らは当局の見解を受け入れず、学生の失踪に軍が関与していた可

    メキシコの学生43人、「人違いで殺害」 逮捕者99人に
  • 二つの司法制度――格差広がる米国

    (CNN) 米ミズーリ州ファーガソンで黒人少年マイケル・ブラウンさん(当時18)が警官に射殺され、ニューヨーク市スタテン島では黒人男性エリック・ガーナーさん(当時43)が警官に首を絞められて死亡した。 白人警官が黒人男性を死亡させる事件が相次いだことで、米国内に波紋が拡大。全米で暴動や抗議運動が起こる事態に発展し、刑事司法制度のあり方について疑問を投げかける声が強まっている。 事態を憂慮しているのは米国人だけではない。国連はこのほど、拷問禁止委員会の報告書という形で米国の現状に警鐘を鳴らした。同委員会を管轄する国連人権高等弁務官は、ファーガソンでの1件について個別に論評するのは時期尚早だとしながらも、報告書内で、「武器を持たない黒人に対して警官が発砲したり、死に至るまで追い詰めたりする事例が頻発していることへの深い懸念」を表明している。 これをさらに掘り下げてみると、「深い懸念」という国連

    二つの司法制度――格差広がる米国
  • CIAの拷問は「成果なし」 実態調査で分かったポイント

    ワシントン(CNN) 米上院情報特別委員会は9日、米中央情報局(CIA)が2001年の同時多発テロ以降、ブッシュ前政権下でテロ容疑者らに過酷な尋問を行っていた問題についての報告書を公表した。報告書は拷問が横行していたことを指摘し、その実態を明かしたうえで、CIAが主張してきた成果を否定している。 同委員会は「強化尋問」と呼ばれた手法を検証するため、5年間かけて630万ページ以上に及ぶCIA文書を分析し、約6000ページの報告書をまとめた。今回公表されたのは、その内容を要約した525ページの文書。この中で明かされた事実や結論のうち、重要なポイント8点を整理する。 ◇ 1.「強化尋問」には拷問が含まれていた 同委員会のダイアン・ファインスタイン委員長は報告書の中で、CIAに拘束されたテロ容疑者らが02年以降、強化尋問と称する「拷問」を受けていたことが確認されたと述べ、その手法は「残酷、非人間的

    CIAの拷問は「成果なし」 実態調査で分かったポイント
  • CIA、映画「アルゴ」の史実正す ユーモア交え真相公表

    (CNN) 米中央情報局(CIA)は8日までに、ツイッターの公式アカウントでイランの首都テヘランで1979年に起きた米大使館占拠事件の「真相」を公表した。同事件での人質救出作戦を描きアカデミー作品賞を受賞した米国映画「アルゴ」の物語の展開と対比させたもので、スパイ機関とは思えないユーモアもふくませた内容となっている。 今回の真相暴露は、占拠事件が起きた11月4日から35年をへたことを念頭にして行われた。ツイッターでの編集内容はCIA内の「ソーシャルメディア・チーム」が担当したという。 CIAはこの中で最初に、ベン・アフレック監督の同作品を愛しており、人質救出に携わった関係者が勇敢で創造的な人物として描写されたことへの感謝を表明。その上で、「映画」と「事実」の違いを紹介したいと切り出した。 まず、米外交官6人が脱出後、カナダ大使の公邸に直接向かい、3カ月間潜伏したとの映画の脚色に触れ、6人の

    CIA、映画「アルゴ」の史実正す ユーモア交え真相公表
  • 自分の精子とすり替えか、不妊治療技術者に疑惑 米

    (CNN) 米ユタ大学の関連施設で不妊治療にかかわっていた医療技術者が、患者の精子を自分のものとすり替えていた疑いが浮上し、大学側が調査に乗り出した。 1990年代にこの施設で不妊治療を受けた夫婦は、娘の実の父が夫ではなく、この技術者だったことを知らされた。 精子をすり替えた疑いが持たれているのは、同大学の研究所や関連施設RMTIで精子サンプルの準備を担当していた故トム・リパート氏。がCNN系列局のKUTVに語ったところでは、2人の間には子どもがいなかったにもかかわらず、リパート氏は、自分には子どもがいると話していたという。同氏は肝硬変のため49歳で死亡した。 ユタ大学は専門家でつくる調査委員会を設置するとともに、この施設で不妊治療を受けたほかの患者に被害が及んでいる可能性もあるとみて、問い合わせを受け付けるホットラインを設置。希望する患者は父親を確認するための検査を受けられると発表した

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  • ローマ法王フランシスコ、「かつてバーの用心棒だった」

    (CNN) ローマ法王フランシスコがこのほどローマ郊外の教会で信者を前に、自分はかつて出身国のアルゼンチンでナイトクラブの用心棒をしていたと告白した。 フランシスコ法王は用心棒のほかにも、床の清掃や化学研究所での実験に携わっていたこともあると打ち明けた。作家のクリストファー・ロウニー氏によると、アルゼンチンの枢機卿だった当時は午前5時半に起床して神父たちの衣類の洗濯をしていたという。 用心棒だった過去については多くを語らなかったものの、文学や心理学を教えていたことが、教会に来る信者を増やした経緯などについて語ったとカトリック系メディアは伝えている。 フランシスコ法王は先に、教会改革を呼びかけた「福音の喜び」の中で、「閉じこもって安全にしがみつく不健康な教会よりも、街に出て打たれ、傷つき汚れた教会の方がいい」と訴えていた。

    ローマ法王フランシスコ、「かつてバーの用心棒だった」
  • ヒマラヤの雪男の謎がついに解明?

    (CNN) 英国の遺伝学者が、ヒマラヤ山脈で採取された動物2頭の毛を調べた結果、古代のホッキョクグマとDNAが一致したと発表した。ヒマラヤ山脈に生息していると伝えられてきた伝説の雪男「イエティ」の謎を解く手がかりになるかもしれないとの期待が高まっている。 この研究結果は英テレビ局チャンネル4のドキュメンタリー番組で紹介される。同局の発表によると、オックスフォード大学の遺伝学教授ブライアン・サイクス氏は昨年、世界から未確認生物の毛などの組織提供を募り、集まった30以上のサンプルを調査した。 この中でも特に、ヒマラヤ山脈で採取された2つのサンプルに注目した。この2つは約1300キロ離れた場所で別々に採取されたものだったが、DNAを調べた結果、100%の確率で、ノルウェー北端のスバールバルで見つかった4万年~12万年前のホッキョクグマの顎の骨のものと完全に一致したという。 サイクス氏はこの結果に

    ヒマラヤの雪男の謎がついに解明?
  • 世界最長の実験「ピッチドロップ」、まもなく決定的瞬間か

    香港(CNN) オーストラリア・クイーンズランド大学で1927年から続く「世界最長の実験」が、数カ月以内に決定的瞬間を迎える見通しだ。非常に粘性の高い「ピッチ」という物質が、じょうごから一滴、ビーカーに落ちる瞬間だ。 実験は当時、同大学で物理学を教えていたトーマス・パーネル教授が、学生向けのデモンストレーションとして開始した。船の防水材などに使われるピッチを熱して、出口をふさいだガラスのじょうごに注ぎ込み、3年後に口を開けた。 その後の86年間で、下のビーカーに落ちたピッチはわずか8滴。61年に実験を引き継いだジョン・メインストーン教授によると、今後数カ月、あるいは「もしかしたら数週間」のうちに、9滴目が落ちる見通しだという。 実験はウェブカメラを通して常時見ることができるが、何時間見つめ続けても変化はない。メインストーン教授は1日に5~6回様子を見るほか、パソコン上でウェブカメラの映像を

    世界最長の実験「ピッチドロップ」、まもなく決定的瞬間か
  • ボストン爆破事件、ネットに流れた5つの偽情報

    (CNN) 大事件が起きると、だれもがインターネットに情報を求める時代。警察や支援団体、政府がソーシャルメディアで重要な情報を共有することもあるが、偶然あるいは故意に事実と違う情報が流され、瞬く間に広がってしまうケースも多い。15日にボストン・マラソンのゴール付近で爆破事件が起きてから翌日にかけ、ネットを駆け巡った偽情報5件を振り返る。 1.「プロポーズするつもりだった恋人が犠牲に」 現場からの衝撃的な写真の中に、赤いシャツを着た男性が倒れた女性のそばにうずくまる光景があった。この写真が、まことしやかなコメントとともに広がった。 「男性は恋人の女性がゴールインした時プロポーズするつもりだったのに、彼女は亡くなってしまった」という作り話だ。 写真自体は地元紙ボストングローブに掲載された物だが、もともと「ゴール地点で負傷した女性を励ます男性」という説明だけが添えられていた。 交流サイト「フェ

    ボストン爆破事件、ネットに流れた5つの偽情報
  • 最も危険な検索エンジン? 「Shodan」が浮き彫りにする無防備なネット環境

    ニューヨーク(CNNMoney) 「グーグル検索で見つからないものは誰にも見つけられないと思われがちだが、それは真実ではない」――。インターネットの「闇グーグル」とも呼べる検索エンジン「Shodan」を開発したジョン・マザリー氏はそう話す。 ウェブサイトを巡回して情報を収集するグーグルに対し、Shodanはサーバー、ウェブカメラ、プリンター、ルーターなど、インターネットに接続された機器5億台あまりを巡回して情報を収集する。 ごく単純な検索でも、Shodanに表示される結果には息をのむ。インターネットに接続された無数の信号機、防犯カメラ、ホームオートメーション機器などが簡単に見つかるほか、親水公園やガソリンスタンド、ホテルのワインクーラー、火葬場などの制御システムも検索できる。サイバーセキュリティーの専門家は、原子力発電所や粒子加速器の制御システムまで探し当てたという。 何よりも恐ろしいこと

    最も危険な検索エンジン? 「Shodan」が浮き彫りにする無防備なネット環境
  • 中国にあふれる「結婚できない男たち」 社会不安の原因にも

    シドニー(CNN) 19世紀の半ば、黄河における2度の大洪水とそれに続く飢饉(ききん)は中国東北部に荒廃をもたらし、「捻軍」と呼ばれた無法集団には膨大な数の若い男たちが集まった。その後に起きた「捻軍蜂起」も、それよりも大規模な「太平天国の乱」も結局は鎮圧されたが、清には大打撃となり、その終焉(しゅうえん)の一因ともなった。 政治学者のバレリー・ハドソン氏とアンドリア・デン・ボーア氏によると、飢饉(ききん)の中で女児の間引きが広がった結果、若い男性の4人に1人は結婚出来ない状況に追いやられ、中国語で果実を残せない樹木を意味する「光棍」となった。両氏の研究によれば、捻軍蜂起の原動力となったのは、過剰で希望も持てない若い男たちだ。 捻軍蜂起の物語は、今後何十年かの間に中国が直面する最大の問題のひとつ、すなわち、若い男性の大幅な過剰を予言しているといえそうだ。 男子を好むという長い歴史(特に、多数

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