ブックマーク / chikawatanabe.com (7)

  • ブルーオーシャン症候群

    「ブルーオーシャン症候群」とは、密かに日企業に蔓延する病である。その症状には以下のようなものがある。 自社事業とは遠いところに、競争が少なくて儲かる事業領域があると信じている そしてその事業領域は楽勝で参入できると思っている よって、少人数、少額、短期間で新規事業が創出できるべきだと思っている 結果として(実は当たり前に大変な)新規事業創出に腰が入らない そもそもブルーオーシャンとは 「ブルーオーシャン」は、長きにわたって日のビジネスマンが好きな言葉だ。(ちなみにアメリカではとんと聞くことがない)。 ちょっと前に、元マッキンゼーコンサルタントの日人3人で「ブルーオーシャン」の話になった。大体こんな感じの会話だったはず。 「なんか、『楽勝で参入できる競争が少なくて儲かる事業領域』みたいな意味で、『ブルーオーシャン』って使うよね?」 「そうそう。そんなのあるわけないのに」 「だよねー。

    ブルーオーシャン症候群
    kurokawada
    kurokawada 2015/10/13
    経済と人口が右肩上がりだった時代は商売の新規参入も容易だったので、やはり重要なのは経済状勢と人口
  • なぜアメリカの低所得家庭の子供はエリート大学に行かないのか

    Stanford大学 BioX Clark Center New York Timesの先週の日曜版に掲載されたBetter Colleges Failing to Lure Talented Poor。3月に発表された論文(PDF)の内容をベースに書かれた記事だが、私が「やっぱりね」と思ったのがこの点: 全国で学力がトップレベルの高校生を、親の収入で4段階に分類してみたら、親の収入が一番多い方から順に、34%、27%、22%、17%だった ちなみに、この記事の「学力トップレベル」とはトップ4%。4%は、日だと早慶+国立というレベルになるようだ。(いずれも、大学を受けない人も母数に含む)。 何が「やっぱりね」かというと、「親の努力で変えられる子供の学力の割合は小さそうだ、やっぱりね」と。・・・・いや、このデータからこの「やっぱり」へは少々飛躍があって(ADDだから)、そもそも「収入が高い

    なぜアメリカの低所得家庭の子供はエリート大学に行かないのか
    kurokawada
    kurokawada 2013/04/03
    アメリカは日本とは違って大都市部以外にも優秀な大学(ランキングが高い専攻分野)が分散していると思いますが
  • 国際人として必要な教養とは(IT業界版)

    よく「国際エリートは教養が必要だ」、「日歴史文化をよく知らずして国際人になれない」みたいなことを目にする。 ちょっと聞くと、そりゃそうだ、という気がするが、ホンマかいな。 が、しかし「国際エリート」というのがなんなのかよくわからないので、私の身の回りの観察に基づき、「シリコンバレー的インターナショナルなIT業界」で必要な教養知識は何かを考えてみた。 教養いらないかも すみません、そもそもの前提が崩れちゃうんですが。IT業界においては、仕事以外のこと何も知らなくても別に問題ない気がする。 「国際人として必要な教養」というのは、 「それがあることによって尊敬され、人間関係が構築しやすくなり、そしてそのネットワークを元に仕事の場で活躍できる」 みたいなニュアンスがありやなしや。 しかし、シリコンバレー的な世界においては、「仕事以外の教養が深いことにより尊敬を集める」ということがあまりないの

    国際人として必要な教養とは(IT業界版)
    kurokawada
    kurokawada 2011/02/10
    あちらの本格的な教養ってラテン語とか古代ローマ史とか?
  • 知ることと好きになること

    昨日のエントリーで、「知っていく過程で、だんだんと親しみが感じられ」ると書いたが、これって実は恋愛にも適用可ですね、というグダグダの話。 何年か前、ラジオでDustin Hoffmanのインタビューが流れていて、その中で彼がTootsieの役作りをしたときの話があった。Tootsieというのは、Dustin Hoffmanが女装して演じたオバサンの役で、これが 「こういうオバサンいるよね」 という迫真の演技なんですな。ちょっとずうずうしくて、押し付けがましいけど、一生懸命で親切で、というタイプ。 で、この役作りをするに当たって、Dustin Hoffmanは、そのようなオバサンを観察し、そういうオバサンが何を考え、何を感じて生きているかを真剣に我が物にし、そういうオバサンになりきって過ごしてみたそうである。そうしてオバサンの奥の奥まで知る努力を経て彼は、 「こういう人って魅力的じゃないか!

    知ることと好きになること
    kurokawada
    kurokawada 2009/08/20
    パートナーがいなかったり恋愛経験がなくても偏見の目で見られない社会を望むだけです
  • 書評:Real Education-人口の半分は平均以下

    アメリカの学校教育のあり方についてのなのだが、もう「それを言ったらおしまいよ」的身も蓋もないデータの羅列。「がんばれば必ずできる!」と何でもかんでも褒め殺すアメリカ的には呆然、って感じですが。でも結論は至極まともです。 著者曰く、書のメッセージは4つの真実で、それは「能力には差がある」「子供の半分は平均以下」(アメリカ的にはタブー発言!!)「大学進学率は高すぎる」「アメリカの将来は学力の高い子供をいかに教育するかにかかっている」と。 笑ったのは2章。 「ノンフィクションの、しかも公共政策に関するの第二章まで読み進んだということは、あなたの学力(academic ability)はまず平均より上。」 と断言した上で、 「そんなあなたは、きっと小さい頃から勉強ができる人が集まる学校に行き、ホントに勉強ができない人を多分見たことがない。だから『勉強ができない』子供がどれほど勉強ができないか

    書評:Real Education-人口の半分は平均以下
    kurokawada
    kurokawada 2009/01/13
    国民の平均レベルを高く見積もりすぎている議論や提言を見ていると、なんともいえない気持ちになる。経済政策に関することとか。”ホントに勉強ができない人を多分見たことがない”んでしょうな。
  • 書評:クルーグマンのThe Conscience of a Liberal

    去年の10月に出たクルーグマンの新作。骨の髄まで民主党なクルーグマンが、大統領選にぶつけて書いた、という感じ。19世紀後半からの百数十年のアメリカ政治経済的背景を知るには大変素晴らしいであるのだがちょっと極端だなぁ、、というのが正直な私の感想。 「アメリカの貧富の格差が広がったのは、経済の国際化や技術の進歩による『自然な経済現象』ではなく、政策によるもの。一方、アメリカが最も栄えたのは政策的にミドルクラスを生み出した時代だった。国民のためにも、国力のためにも、再度政治的に貧富の格差を縮小しよう。」 というのがクルーグマンの論であります。 「19世紀後半からの・・・」 という点については、中学、高校と歴史の授業を取るたびに、出だしの原始時代はやたら詳しくやるのに、最後の方に なると時間が足りなくなって、第一次世界大戦以降はほとんどカバーされず、、という感じになりませんでしたか?(特に理系

    書評:クルーグマンのThe Conscience of a Liberal
    kurokawada
    kurokawada 2008/02/12
    戦争になると政府が労働者保護に傾注するのは、日米ともに同じだったみたいね
  • 東大理1の真実:ドラゴン桜 | On Off and Beyond

    3巻までしか読んでないのですが、当すぎて笑った。落ちこぼれを1年で東大理1に入れるべく特訓するというマンガ「ドラゴン桜」。 なぜ落ちこぼれなのに、面倒くさそうな数学やら化学やら物理やらがある理1なのか? それは理1が東大の中で一番簡単だから。 多分いろいろな人が既に書いていることと思いますが、これ当なんですよね。 私も理1だったのだが、自分が受かった時は、「あらら、あんなんでよかったの?」となんだか拍子抜けしました。というのも、私も受験勉強は「(ほとんど)教科書一やり」だったから。 学校でもらった教科書と問題集を、ちゃんと読んで解く、というのが基。後は月一くらいで受けてた模試の復習と、通信添削のZ会の国語だけ。 Z会はなぜ国語だったかと言 うと、一科目でもとると確か全教科の問題の解説がついた冊子を送ってくるので、どれでもいいから一個とろう、と。で、Z会の一番難しいレベルだと、受験に

    東大理1の真実:ドラゴン桜 | On Off and Beyond
    kurokawada
    kurokawada 2008/01/18
    はてな民は全員大卒なんじゃないかとつい勘違いしてしまう。そういう雰囲気がある。現実には4年制大学進学率は4割程度なのに。
  • 1