障がい者が家族になった。 ※障害者は害をもたらすものではないので「害」の字は使って欲しくない、といった多くの方々の考えから、自分もまた「がい」と平仮名表記するのですが、正直どちらでもいいです。なら使えよ、と言われればその通りなのですが、字面的に平仮名の方が優しいですもんね。 いちいち周りにそのことを説明する必要はないとは思ったのだが、付き合いのある主要人物、例えば上司であるとか、普段から仲の良い友人に知らせずにいた時のことを考えたときに、逆の立場にいたならば正しい答えなのかを考えた挙句それは無いだろうと決意し、先ずは上司にそのことを電話で伝えた。 彼は健常児の親だ。恐らく、障がいをもった者がいる家庭との付き合いなど無かったろう。すなわちこれが最初のこととなる。そうなれば当然、言葉の用意など出来ているはずもない。案の定、先ずは口ごもり、返ってきた答えは「そうか。なにか手伝えることがあれば言っ