京都に住んでいますとスクーターに乗って街を走って行かれるお坊さんの姿を見かけます。 また、朝には「オー」という声を出して、托鉢たくはつの若い修行僧の方が 町々を廻って来られます。京都駅では法衣の入った大きなカバンを持ったお坊さんもおられますし、夏の地蔵盆では町内の一角をあけてお地蔵さんをお祀りし、お坊さんにお越し頂きます。 お寺にお伺いすることなく、法事にお参りすることなくとも、この様に何かにつけてお坊さんの姿を拝見します。ここではそんなお坊さんの、お葬式で拝見するお姿ではなく、普段の装束しょうぞくを御覧いただき話をさせて戴こうと思います。 僧侶が身に着ける法衣 まず最初に、現在の日本仏教各派の法衣は大きく三つに分けることが出来ます。 その三つとは、一つに律衣りつえ(奈良仏教の衣)、一つに教衣きょうえ(平安時代に出来る衣で裾すそに襞ひだのあるもの)、一つに禅衣ぜんえ(鎌倉時代に大陸で流行す
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