ペンローズ・タイリングとは,次のような2種類のタイルから出来ているタイル張りです. この図の例では周期ができてしまいましたが,周期ができないように作ることもできます. ペンローズ・タイリングは,5次元の空間格子の2次元への射影として作れます. 5次元超立方体は頂点32個,辺の数80(各頂点が5次の同次グラフ)です. 超立方体は亀井図(多元構造グラフ)で表示するとわかり易い. https://sgk2005.org/wysiwyg/image/download/1/526/medium 我々は5次元空間を見ることができないので,5次元空間の基底を,互いに直交する2つの部分空間の基底の直和(2次元+3次元)に分けて考察することにします. 周期的な5次元空間[単位胞(5次元超立方体)]を,その5次元空間内をよぎる2次元平面(スクリーン)に射影するには,2次元平面にできる格子の影に,この2次元平面
パターンって、必要に駆られたとき(特に仕事)でしか作ったことないなー。 ってことに気づいたのをきっかけに、何かを黙々と作り続けたい欲求が溜まっていたのもあり、真似し始めた Daily Pattern。 30個たまったのでまとめてみました。 お題や制限が無いと何にもできないダメ人間なので、まずは平面充填というキーワードで作ってみることに。 平面充填(へいめんじゅうてん)とは、平面内を有限種類の平面図形(タイル)で隙間なく敷き詰める操作である。敷き詰めたタイルからなる平面全体を平面充填形という。 https://ja.wikipedia.org/wiki/平面充填 ちなみに、平面充填というワードは、数年前、モニターグラフィックスの仕事の打ち合わせ中、造形監督の片塰さんに教えていただきました。 平面充填って字面も音の響きも、なんかかっこいい! それではレッツスタート。 正多角形の平面充填シリーズ
正多角形でない一般図形によるタイリング これまで正多角形が1種類の場合、2種類以上の場合とまどろっこしい説明だと思われたかもしれません。まず特別な場合を考え、その条件を緩和していくことで、より一般的なことに応用していくことを考えていこうというものです。 それでは、1種類の一般図形によるタイリング、つまり、ある形があった場合、その形だけで平面を隙間無く埋めることができるかどうかについて、まとめます。その説明図を図1に示します。黒塗りが1つの図形です。 図1:一般図形によるタイリングの説明 ① 四角形と六角形は対辺が平行で等しい長さの平行四辺形と平行六辺形はタイリングできます。 ② 三角形と四角形ですが、どんな三角形でも、どんな四角形(凹図形を含む)でも、タイリングできます。これは、それぞれ2つを合わせると平行四辺形、平行六辺形を作ることができることから解ります。 ③ 五角形については特殊な条
0. はじめに こんにちは、東京大学 1 年の米田(@e869120)と申します1。私は競技プログラミングが趣味であり、AtCoder や 日本情報オリンピック などに出場しています。2021 年 12 月 30 日現在、AtCoder では赤(レッドコーダー)です。 この度、「アルゴリズム×数学」が基礎からしっかり身につく本 を技術評論社より出版しました(既に発売されています)。アルゴリズムと数学を同時に習得できる新しい入門書です。本の内容や特徴については、 アルゴリズムと数学の本を書きました - E869120's Blog をご覧いただければと思います。 実際、一冊の本を完成させるというのは決して簡単なものではありませんでした。本記事では、本を書いたきっかけや、どのように執筆が進んだかについて記したいと思います。 目次 0. はじめに 目次 1. 本を書くことを決めるまで 1.1 競
次は、回転型のものを説明します。回転型には代表的なものとして、二つ割り、三つ割り、四つ割りがあります。まず、正方形を基本形とした二つ割りのものを図23で説明します。外側の上と下、左と右の輪郭線はそれぞれ同じ形にします。各輪郭線は各辺の中点で点対称になってます。内側の1本の輪郭線は正方形の中心で点対称になっています。 図23 図23の基本要素をコピーして周りに密着配置させる図24のようなタイリング絵ができます。 図24 ここで下の二つを垂直反転させて上下の輪郭線の位相を合わせると、図25のようなタイリング絵ができます。 図25 図24の下の二つを水平反転させて上下の輪郭線の位相を合わせると、図26のようなタイリング絵ができます。 図26 さらに、下の二つを水平反転させて上下の輪郭線の位相を合わせると、図27のようなタイリング絵ができます。 図27 次は三つ割りのうち、1種類の線対称な形の絵の
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く